筋肉痛は殆どなくなり関節も楽になった。
スピード出してないから筋肉の回復は早いのかな?
でも、左の膝はまだ微妙に痛みがある感じ。
100kmのダメージはどんどん回復する一方
ひどい風邪をひいてしまい高熱が続いている。
100km後の免疫力の低下は半端ないようだ。
娘が風邪っぽかったんだけど即効侵されてしまった。
~レポの続き~
3回目の毛馬エイドを出発。
この時点で57~58km。
目指すは75km弱の折り返しポイント。
行って帰ってこなければ終われない。
走る気にはなれない。
内臓もかなりやられて食べる気にもなれない。
水分すら摂りたくない。
何とか口にできるのが麦茶と梅干1個だった。
でも進まないと。
とりあえず1kmだけ歩き続けることにした。
少しでも揺れを少なくして内臓の回復に努める。
1kmだけ歩いてラップ音と共にロボットのように走り出す。
なんとか2kmほどは走り続けられる。
走り出すと6分半前後のスピードではなんとか進める感じ。
2km頑張って2km死んで1km頑張って2km死んで。
エイドに着けばぶっ倒れる。
途中で70km用の折り返し地点があるんだけど
それ見ておもくっそ後悔するのね。
70kmにしておけば良かったって(笑)
あんまり覚えてない部分もあるんだけど
途中で何度もお知り合いの方と喋ったりしているのね。
鮮明に覚えているのはN谷先輩の元気な顔。
ここまで来れたら枚方まで行ける!と檄をもらった。
確か年齢は僕と一回り違うはずだと思うんだけど。
怪我から復活しての70km、ここにも凄い人がいた。
そして64kmぐらいである異変に気が付く。
右足の裏がおかしい。
多分、前半分に大きな水膨れがある。
じわぁ~んという独特の痛み。
これが破裂したらどうなるのだろうか?
初めての経験だけにちょっと恐怖を感じながら走る。
出会う人みんなに言っていたと思う。
「足の裏に大きい水膨れができてヤバイ!」って。
着替えの時もソックス脱ぐのが怖くて怖くて。
まぁ先に結論を言うと
小指の爪半分くらいの水膨れがあったような感じの痕はあった。
うん。
恥ずかしいとかそんなレベルじゃないw
でも本当にあったんだよ!ヤバイくらいの大きな水膨れがw
72~73kmで枚方のエイドに再度到着。
1度目はスルーしたエイド。
そこでM岡さんがまだおられて。
長いこと愚痴をこぼして。
とりあえず折り返して帰っておいでと送り出され。
折り返して200~300mで75km。
ガーミンの電池が持ちそうになかったので時計モードに切り替えて
スマホでアプリを起動させておいた。
ついでに生きていることを家族にメール。
77kmほどで枚方エイドに戻ってきて
またまたM岡さんに愚痴を喋り続ける。
挙句の果てには奥さんにも(笑)
そして車はどこだ?
今から連れて帰ってくれと泣き言ばかり。
こんなおっさんに嫌な顔1つせず付き合って送り出して下さった。
お二人には感謝しかありません。
(※M岡さんの奥様撮影)
そしてこのエイドで千里ランランクラブのT中さんとすれ違いで出会う。
今から走れば11時間40分以内でゴールできるから40分切っておいでと。
何度も嘆きながら無理だと訴えるも40分を切ってこいとのこと。
それよりも早く追い付いて追い抜いてくださいとお願いする。
追い抜かれたら残りは全部歩こうと途中から勝手に決めていた。
90km地点で待っているからと、そこで追い付いてくれと言い残して出発する。
でも、僕って単純な生き物だから。
憧れている存在や尊敬してる人、
自分より凄かったり、かっこよかったりなどなど。
そういう人から何かしら与えられると燃えるやん?
11時間40分切ろうと思うやん?
必死で走る続けたけどさすがに次のエイドでは死んだよね。
そのエイドにいたスタッフのおっちゃんが
リタイヤするならゴール向いて走ると長いから
もう1回枚方へ戻った方が早いとか言ってるんよ。
そっちの方が直ぐに電車乗って大阪城に戻れるわって。
その時に勝手に感じたわけよ。
パイプ椅子に倒れ込むように座っている僕にも聞こえるように言ってない?
だからさ、ふらふら~っと立ち上がって
おっちゃんの前まで歩いて行って
KATSU「あとなんキロ?」
おちゃん「ん?どっちや?枚方か?」
KATSU「ちゃう、ゴールや」
その後、おっちゃんがここは何キロで次のエイドまでが何キロで
ゴールまではどれくらいなど丁寧に説明してくれた。
とてもステキなおじ様でした。
勝手に意地になってすいません(笑)
その後は内臓の回復を図るために少し歩いてから走り出す。
それで84kmぐらいまでは頑張れた。
が、それが最後だった。
次のエイドで吐き気が治まらなくなり走れなくなってしまった。
歩いていれば何とか我慢はできる。
せっかく持って来た胃薬も摂取できない。
吐き気を抑える薬なのに飲めば吐いてしまうw
時々は走ってみようかと試みるも
全身が固まってしまい走ろうとすると激痛で悲鳴が上がる。
下半身だけでなく腕も背中も首もアバラ周りの薄い筋肉まで。
何度も挑戦するが激痛に耐えることができず数mで歩いてしまう。
残り12~13kmほどだろうか。
遂に諦めた。
残りは歩いて帰ろう。
どれだけ歩いても関門に引っ掛かることはないから。
もう出せるものは何にもない。
きっと今からみんなに追い着かれ追い抜かれ追いて行かれ
情けなくて、悔しさ悲しみで溢れかえるんだろうな・・・
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