次の峨山道に向けてトレーニングを開始したくなってきました。
ってことは体は回復してきているってことなのでしょうが・・・
それなのに昨夜も飲んじったw
それでは最後のレポを一気に綴ります。
【61km~70km】1'39'41''
09'24''-07'51''-08'14''-07'14''-09'35''-12'38''-09'52''-11'31''-13'50''-09'37''
徐々に体を支えていることが出来なくなって意識が朦朧としてきて
太陽が暑くて暑くて、喉がカラカラなのにお腹はちゃっぽんちゃっぽん。
キャップのつばから汗が滴り落ちて行く。
太陽が眩し過ぎるのか僕の目がかすんでいるのか。
横を走り抜ける車が接触してくれないかな・・・
そうすればいますぐ止められる・・・
なんてことを本気で考えながら彷徨い続けていました(笑)
上りの途中でトンネルがあって
少しは涼しいかなと思って入るんだけどあんまり変わらなくて。
でもマシだからこのままここに寝転んでしまおうかなって思った。
トンネルを抜けたら少し影っぽくなってて下ったところにエイドがあった。
62km地点の新中津橋手前エイドか65.5km地点の吉野エイド。
被り水をしてキャップの中に氷を入れて顔を洗い落ち着かせる。
ここからどうするか?
もうサブ10とかの問題じゃない。
できることはなんとかゴールしてグループのタイムに貢献すること。
碇高原の上りを走ることはできないけどなんとか上りきって
下りで残りカスを全部吐き出すつもりで走ろう。
碇高原の登りは想像以上の激坂でかなりキツかったけど
霧雨も降って来ていたので少しは体の熱も冷ますことができたし
ゆっくりゆっくりと登りつつ何とか少しだけ回復させることもできた。
たくさん抜かれながらも我慢してついにてっぺんを踏んだ。
さぁ!一気に駆け下りよう!と思ったら
両膝がビキッ!ビキッ!ってなって下れなかった(笑)
丹後終了~こ、ここから29kmも歩けと?
マイッタ・・・ガチで降参。
周りは待ちに待った下りにスピードアップしている。
その中に女性のランナーもいた。
抜き去っていく後姿を見つめていると、ん?あれれ?
【71km~80km】1'02'45''
08'05''-06'34''-05'22''-05'20''-05'07''-04'51''-07'45''-04'47''-05'51''-06'35''
両膝はビキビキで痛いけど悪戯心の方が勝るw
静かにストーカーのように背後に迫りいきなり声をかけて
驚かせ大喜びするエロ親父(笑)
その女性は来月の峨山道に一緒にエントリーしているメンバー。
Yさんもかなりギリギリのラインだったらしい。
しかしながら、お互いこんなにも見事なタイミングはありません。
ここから先はミックスアップです!
※お互いが才能を引き出し合いレベルアップすること。
「はじめの一歩」の幕之内と千堂です。
お互いがお互いを引き合い徐々にペースアップさせていきます。
5分22秒→5分20秒→5分07秒→4分51秒
前のランナーを抜いていることよりも距離がどんどん進むことが嬉しい!
僕の膝を気にしてペースを落とそうかと言ってくれるのですが
このままのペースを維持させて欲しいと頼みました。
76.1km地点の縦貫林道左待避所エイドではスタッフのおばちゃんに
キャップを渡し「氷を少しだけ欲しい」とお願いしました。
すると「大きいのいっぱいの方がいいやろ!」と拳大の氷が大量に!
いや、ちょ・・・キャップ被れんしw
その後も2人で進む予定でしたが残念なことに彼女も僕と同じくお腹が弱い。
痛みが発生してしまい先に行ってくれとのことでお別れです。
一緒に走れたのは僅か数キロだけでしたが集中力は高まっています。
できる限り維持して進んでいくことにしました。
【81km~90km】1'05'11''
06'01''-06'07''-08'35''-05'54''-06'51''-06'19''-05'32''-06'45''-05'21''-07'05''
途中、先程のYさんと同じく峨山道にエントリーしているメンバーの
Hさんが自転車でやって来て撮影とエールを送ってくれました!
残りを気にしだしたのは88~89kmくらいだったかな?
はっきりとは覚えていませんが自分でも信じられない距離にいました。
ひょっとしたらこのまま最後までいけるんじゃないか?
なんてお気楽な考えでしたが89.5km地点のあんじゅエイドを過ぎると
90kmのチェックポイントがあって通過直後に突然電池切れ~(笑)
でもあの状態から18kmくらいは進めました。
【91km~100km】1'19'27''
06'54''-11'53''-08'39''-10'08''-07'38''-08'31''-05'51''-05'46''-07'43''-06'30''-01'12''
歩いているのに心肺が落ち着かず呼吸が苦しい。
全身の力が抜けていく感じで歩くのも精一杯になってくる。
よくよく考えると68.8kmのエイドでジェルを摂取した以降は
エネルギーを入れていないのでガス欠だったのでしょうかね?
時間を見てみるとキロ7分で進めば10時間台でゴールできそうですが
この時点でキロ7分はかなり速いスピードです。
少しだけ走ってみるも苦しくなりすぐに歩く。
また数メートルだけ走ったらすぐに歩く。
ここから先の10kmはとてつもない距離だと恐ろしくなりました。
沿道からの応援にも声を出す力がないので首を上下に動かし応える。
少し陽が傾いているような気もするがもう夕方なのか?
ひたすら歩き続けなんとか車を止めているキャンプ場の近くまで進みました。
ひょっとしたら、じゃがっちさんがいるかもしれない。
もし、じゃがっちさんがいたら無理をお願いしてみよう。
いることを願いつつキャンプ場を見ると、
最後の切り札が
既にスタンバイオッケー状態で
待機しているではないか!!!
この僕のために!!!
※実際には普通にみなさんの応援をされていただけです(笑)
「残り4km引っ張って!!!(゚Д゚;)」
突然の無茶振りをする。
一瞬驚いた表情を見せたじゃがっちさんでしたが
すぐに躊躇なく僕を引っ張って走り始めるじゃがっちさん。
何て優しくステキな方なのでしょう。
更にゴールタイムを10時間台でいけるのか?
無理なら11時間一桁で走りたいなど無茶振り倍増↑
だって、もう頭が回らなくて計算が出来ない(笑)
それらを全部受け止めて最後まで励ましながら付き合ってくださいました。
本当に無茶苦茶な無理難題ありがとうございました!
ここで、シュピさん・パルさん・トニさんのことを聞きました。
みんながゴールで必ず待っているはずだからと。
会場に近づくと本当にみんなが待っていて応援してくれている!
今までの苦しさが嘘のように消えて笑顔になる。
撮影しながら併走中のじゃがっちさん。
そして、みんなのエールを全身に感じながらのラストスパート。
なんかアナウンスのお姉ちゃんが僕の名前とか初の丹後とか言ってる。
なんでそんなことを知っているんだ?
そうか、僕のファンなんだな。
でも僕の目にはゴールテープしか見えていなかった。
今から最高の瞬間を迎える。
ゴールすると同時にガッツポーズ!
シュピさんの「KATSUさん!ナイスラ~ン!!」の声。
メダルをかけてもらって
カメラマンに写真を撮ってもらって
計測チップをはずしてもらって
みんながいる場所へ。
みんなが笑顔なことが嬉しくて嬉しくて。
それだけでも涙が出そうだったのに
シュピさんの「お疲れ様!」の一言を聞いた瞬間に一気に解放されて
生まれて初めて人前で涙が溢れてきて絶対に止められない勢いで。
慌ててタオルに顔を埋めてしゃがみこんだ。
絶対にバレていないはず。
でも
その姿をカシャカシャ撮影しているパルさんの気配がしていた(笑)
落ち着いてから顔を上げると
シュピさん・パルさん・オーシャン殿・トニさん・じゃがっちさんが居た。
あぁ~この雰囲気。
とても居心地がいい。
最後まで進んで来て良かった。
自分のことはなんとか終わったので
後はもりもりさんとおひょいさんの帰りを待つのみ。
更衣室で着替えを済ませると
エイド以外1度も歩くことなく100kmを制したもりもりさんがフィニッシュ!
ママにおじいちゃんになって帰ってきたと言われていたw
後はおひょいさん。
ULTRA-TRAIL Mt.FUJIを制した強者。
フィニッシュしないわけがない。
その前にひろくんとお風呂タイムにしたのだが。
なんと二人ともボロボロ過ぎて移動やらお風呂に手間取り
おひょいさんのゴールに間に合わず大失態をやらかしてしまった。。。
これにて国際親善大会第18回
2018年歴史街道丹後100kmウルトラマラソン終了~
長々とお付き合いいただきありがとうございましたm(_ _ )m
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