<概要・結果・レポ>第4回峨山道トレイルラン

第4回峨山道トレイルラン73kmを走って無事に帰って来ております。

レースでは初めての長いトレイルとなり未知の世界でした。

丹後100kmのダメージが大きく残っておりまともに走れないままでの出走。

ここまで何の準備も出来ずに本番を迎えることがなかったので不安でした。

直前では峨山タイムである10時間切りも順位も関係なく完走出来ればと

本当に思っておりましたので終始楽しむことを目標にスタートしました。


結果は↓の方に記載しておきますので概要などは飛ばしてください。


【開催日】

2018年10月14日(日)


【選手受付】

10月13日(土)/前日受付 / ブリーフィング(競技説明)

15:00~20:00 羽咋市役所(隣接体育館)

10月14日(日) 当日受付 

3:00~4:00 門前会館(門前駐車場・總持寺すぐ)


【会場】

輪島市 大本山總持寺祖院


【スタート~ゴール・関門】

05:00 スタート 總持寺祖院(そうじじそんいん)輪島市

11:00 第1関門閉鎖 釶打(なたうち)約28km地点

14:30 第2関門閉鎖 徳田(とくだ)約48km地点

16:30 第3関門閉鎖 矢駄(やだ)約58km地点

18:30 第4関門閉鎖 金丸(かねまる)約68km地点

19:30 ゴール制限時間(14時間30分) 永光寺(ようこうじ)羽咋市


【気温】

出典:気象庁ホームページ

過去の気象データ・1時間ごとの値・輪島市


【コース】

輪島市 大本山總持寺祖院(スタート) → 輪島市 小石(南山) →

輪島市 植戸 →志賀町 灯 → 安倶寺峠 → 虫ケ峰林道 → 刈越峠 →

中島町 豊田 → 天行寺山 → 志賀町 徳田 → 奥山峠 →

志賀町 上棚(東谷内) → 眉丈山 → 中能登町 金丸 →

 羽咋市 永光寺(フィニッシュ)


EPSON SF-720より

【高低図及び公式コース概要】

距離  約73km
最低標高  3m
最高標高  368m
累積標高差  約2900m
未舗装路率  約70%

EPSON SF-720より

距離 69.605km

累積上昇高度 2.886m

累積下降高度 2.802m


【ITRAポイントなど】

4ポイント

The Ultra-Trail du Mont-Blanc® (UTMB) の Qualifying Raceとして認定

※悪天候などによるコース変更の場合は再審査


【結果】

9時間31分37秒 総合27位 男子の部27位

結果は上記のように僕には上出来過ぎるタイム及び順位です。

峨山タイムはクリアしましたので特別完走賞として後日お酒が届くとのこと。

走破之証に記載の右側の御朱印はランナー自ら押すという粋な計らい。

失敗しちゃったらどうするのかは知りませんが(笑)

少しでも雰囲気が伝わればということで下記にレポを記載しておきます。

前夜は宿坊に泊まったのですが毎度のように殆ど寝れずの状態で1時に起床。

ご一緒して頂いた皆さんが居られるので大きなミスもなく無事に準備完了です。

しかしながら軽量化に失敗して精神的には少し不安を残したままとなりました。


スタート時は肌寒い感じですがそこまでの冷え込みもなくちょうど良い感じでした。

パイセンくんとも無事に会えて一緒に談笑しながらスタートを待ちました。

真っ暗な中、ヘッドライトを付けてロードからのトレイルに入っていきます。

今回はロードでは心肺が上がらず楽なペースで。

トレイルも上げきらず余裕を残して進んでいければと思っていました。

しかしながら6km過ぎくらいから気だるさに襲われます。

何人にも抜かれていきまして、練習不足が露骨に現れている感じで気分も下降。

その時、ちょうど一緒に参加していた方が追い付いて少し引っ張ってもらい回復。

その後は一定のリズムで前のランナーを抜いて行きます。

※6km程の朝靄

足元は数日前の雨でどろどろの泥濘状態で足首までめり込む所もあり既にどろどろ。

25kmくらいで順位を数えているおじさんが居られて39位と告げられます。

まさかそんな上位に居るとは思っていなかったので戸惑ってしまいましたが

いつものようにガンガン飛ばしているわけでもないので少しずつ順位を上げていくことに。


35位くらいまで順位を上げてからは2~3km程走らないと前のランナーを

捕らえることができなくなり単独走に入ります。

数キロ走って前のランナーを捕らえてゆっくりと時間をかけつつ抜いていく感じ。

長丁場なので焦ることはないと言い聞かせていました。


でも、さすがに30位をきる順位になってくると

追い付いても簡単には抜かせてくれなくなっていきます。

長い距離を抜きつ抜かれつの順位争いが始まった感じでした。

それでも何とか上げて行くも次は後方が気になるので精神的に堪えます。

しばしそんな感じを繰り返すばかりだったのですが、

いい加減嫌になってきたので後方は気にせず前だけを見続けることにしました。


後半に入り女子1位の方に追い付き一緒に進むこととなります。

苦手だった登りでも順位を上げて行くこととなるのですが

このコースは走れてしまうので一切休憩ができず妥協が許されません。

心肺も気にしていられる状態ではなくなり全力で進みました。

中盤以降に抜かれたのは2~3人?って感じでしょうか。

他は抜かれたとしても抜き返していると思います。

※山中で何やら大きな音がしてきたなぁと見上げると迫力の風力発電


低山で累積標高が少ないからと安心していましたがかなりハードでした。

先程も書きましたが走れるコースなので歩いて気を抜くと

一瞬で抜いていかれてしまうんですね。

それに低くても急登であったり、泥濘であったり、凸凹のプラ階段の連続。

水が流れ川状態、渡渉の梯子が壊れていたりと油断を許さず。


気温はスタート時の肌寒さから少し雨が降ったり後半は太陽がでたりで

大量に汗をかき水分がギリギリで日焼けしたりなど変化ありでした。


エイドは本当に48km地点以外は水と塩のみでした。

私設エイドは皆無。

全くの未知の世界となりましたので多めに食料を背負っていたために

バックパックの重量もそこそこありましたのでかなり堪えました。


峨山タイム(10時間切り)については何が起こるか分かりませんので

残り10kmになるまでは意識しないように努めていました。

横隔膜の痙攣については効果のある薬を準備してもらっておりましたので

その薬が見事に効いたのですが後半は用量を無視して服用しましたので

これに関して言えば確実にアウトかなと思います。


ラストは永光寺の急な登り階段を駆け上がってフィニッシュ。

※ゴール直前の急階段(前日夜に撮影)

今までで1番無心、弱音なし、妥協なしでただただひたすら走り続けました。

自分の身体が最後まで動き続けたことにも驚きです。

峨山タイム及び順位に関してはもっともっと喜ぶことなのかもしれません。

速い人たちと競り合いをしたことに関しても初めての経験でした。

とても貴重な1日だったと思います。


【補給食】

※第5エイド徳田(48km地点)以外は水と塩のみの提供。

※徳田ではおにぎりや地元のお菓子やコーラなどがあり。

実際に摂取したものは(赤字)

マグオン120cal×6 (6)

バランスパワー80cal×3 (1)

スポーツヨウカン113cal×2 (0)

ティゴラのジェル120cal×1 (1)

アミノ酸粒状11.31cal×4 (2)

ハニープラスここでジョミ48cal×1 (0)

フルーツケーキ287cal×1 (1)

塩分タブレッツ×7 (3)

徳田エイドおにぎり×1 (1)

小袋のおかき×3 (3)

コンビニおにぎり×2 (0)


【ブリーフィング(競技説明)】

翌日にすげぇ~レースに自分が出るっぽい感じになるので出てもいいかも。


【前日泊(宿坊)】

※3000円って書いてたのに3500円だったw

普段は車中泊なのだが今回は5人で参加したために宿坊を予約。

峨山道トレイルランに関しては仮眠所なども無料で解放されているとのこと。

お風呂があってお布団があるってのは確かに超絶魅力的だが大部屋のために

周りを気にしたり結局寝ることができない僕に関して言えば今後も車中泊が良い。

※写真は女性用のお部屋


【参加賞及び記念品】

※ローマ法皇献上 特別栽培米「神子原米」2kg

※オリジナルロゴ付きエマージェンシーブランケット

※コースマップ

※マグマ1袋

普段は記念になるものは購入しないのだが

今回はどうしてもTシャツが欲しくて初めて購入した。

事前予約での購入は2000円が1500円とお得。

でもお釣りをくれないので一生懸命説明したらくれた(笑)

※左胸に禅のマーク付き
※通過順位とタイム


最後になりましたが、今回もレース前日や深夜から応援をいただいたり

レース後にご連絡をいただいたりと皆さんには感謝しかありません。

本当に本当にありがとうございました<(_ _*)>


以上、結果報告とレポでした。


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