大原の里5名山(+比叡山×2・横高山)

「大原の里10名山」とは

水井山791m・大尾山681m・ナッチョ(天ヶ森)813m・天ヶ岳788m

焼杉山718m・翠黛山577m・金毘羅山573m・瓢箪崩山532m

皆子山972m・峰床山970mの10山をまとめた名称となります。


この中の皆子山972mは京都府の中での最高峰。


今回はこの「大原の里10名山」から

水井山・焼杉山・翠黛山・金毘羅山・瓢箪崩山の5山を周りました。

(+比叡山×2と横高山)


比叡山と横高山、水井山は京都トレイルの時に登りますので

ご存知の方も多いかと思いますが水井山以外の大原の里10名山には

あまり聞くことがない山もあるのではないでしょうか。


距離:41.94km 時間:10時間24分13秒

累積上昇高度:3304m 累積下降高度:3124m

この日は早朝より雨が降っておりまして

静寂な山の中で雨に濡れた新緑が輝いているようでした。


また標高が上がるにつれて

霞がかかり幻想的な雰囲気になっていきました。


今回はサブ山になります比叡山から横高山までを

ウォーミングアップ代わりに進んでいきます。



横高山を過ぎて次の山から大原の里10名山となります。


まず水井山ですが大原方面に進んでいると

右側には琵琶湖が見えてきます。

※見えにくいですが山の向こうが琵琶湖です。

水井山と横高山は登りもキツく手強い山ですね。

逆方向から登るとかなりキツイです。


水井山からは仰木峠を越え大原に下りていきますが

大原手前の湿地帯は山蛭の生息地となりますので

スピードを上げて一気に駆け抜けます。

これで後は心配もせず安心して楽しめると思っておりました。


大原のコンビニで少し補給をしまして

焼杉山(やけすぎやま)の登山口へ向かいます。

普段の一周トレイル時などには江文峠へ向かいますが

今回は山を大きく迂回してからの江文峠通過となります。


この時期以降は登山口は見つけにくいかもしれません。

登山者は少ない感じなのでしょうかね。


焼杉山のピークまでは何度か急登が出現し

距離もそこそこありますが少しアドベンチャー的な箇所もあり

楽しめますので良い気分転換になります。




焼杉山の次は翠黛山(すいたいさん)を目指していきます。

この箇所はシングルトラックが多く

緑のトンネルを潜る感じがステキな区間なのですが

先頭を進む僕はスパイダーの洗礼を浴び続け微妙でした(笑)



翠黛山の次は金比羅山(こんぴらやま)となります。

ここは少し地質も変わりましてごろごろの石が増え岩場もあり

新鮮味があって楽しい場所でした。



金比羅山には鳥居や石碑などがあり大きな岩場で

京都の他の山とはちょっと雰囲気が違います。



金比羅山のピークを踏んでからは

江文峠へ向けて下りていくのですが・・・


ここで予想だにしなかった奴らと遭遇し

奇襲攻撃を喰らうこととなりました。


そう、山蛭軍団です。


最初の一撃はシュピさん

初体験ができて喜んでおられました♪


なんて余裕はありません!


3人ともにパニック寸前で足元を見ると

軍団がぐにゅぐにゅクネクネと

襲いかかってきているではないですか。


そこからは一気にスピードを上げて江文峠へ下り

慌てて身体チェックです。

僕も一撃を喰らっていましたよ。

しかも何匹か付いてきておりギャーギャーのお祭り騒ぎです。

40代半ばのおっさんたちが周りを気にせず阿鼻叫喚の地獄絵図。


もりもりさんが1番叫んでいました♪


なんとか気を取り直して次は瓢箪崩山(ひょうたんくずれやま)へ

向けての急登に足を踏み入れます。

※右手に向かえば京都一周トレイルで薬王坂、鞍馬へ進むことができます。

瓢箪崩山とはなんとも面白い名前ですが

これは瓢箪を寝かせたような形であることからきているとのこと。


瓢箪崩山までは少し距離があり偽ピークも何度かあったかな?

足元は乾き気味になっているのでこれで山蛭からは逃げれた

もう怖がることはないと思っていました。



ピークを踏んでからは崇導神社方面へルートを取り下っていきます。



崇導神社には最初の遣隋使である小野妹子の子

小野毛人のお墓があるとのことです。


1度、下界へと舞い戻り少しばかりロードを進んでから

ケーブル八瀬駅で給水後、再度ケーブル比叡駅を目指して

登っていくわけでありますが・・・

この登りがとんでもなくえげつないです。

もうこれでもかって感じで登り続けていきます。

急登だけであればトレーニング的には良いのですが

そしてまさかのまさか奴らとのセットだったんです。


アンハッピーセットですよ。


比叡山で奴らが襲ってくるなんて全く想像していませんでした。

中腹辺りで気がつきまして確認するとわらわらと喰らいついている。


しかもシューズの破けた箇所から頭を突っ込み

ソックスごと足に吸い付いてやがるんです。


もう

ガチのリアルエイリアン!


またまたまた奇声を発しながら

普段ならへろへろになるほどの急登を

死に物狂いで進むはめになりました。

740m付近まで一気に登り

急いでケーブル比叡の駅舎へ避難。


シューズもソックスもゲイターも脱いで山蛭チェックです。


下山後も着替え時にはどこかに蛭が付いていないか

怖くて怖くて完璧にトラウマです。


今回のルートはかなり良いルートだけに

冬までお預けとは残念でありませんが

絶対に冬までお預けにしておきましょう。

追記:

この日は早朝より雨でした。

山で出会ったのはスタート時に比叡山でお二人。

下山時に比叡山で1組だけです。

比叡山以外の山では誰ともお会いしておりません。


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