半年ぶりに走りました

特に理由はなく。

自分の時間がとれるようになったわけでもなく。

いまもなお

ただただ

ひたすら目の前に山積されたものを

1つ1つ処理することで精一杯。


ほんの気まぐれ。

なにかに刺激を受けたわけでもない。

正直に言ってしまえば

走ることが自分の一部から

消えるかもしれないと思っていたぐらい。


それは既に受け止めていた。


いつものように1日の仕事を終えようとする夕方。

なんとなく

ただなんとなく

「着替えて走りに行こう」

なんとなくそう思った。


もう半年も走っていないどころか

運動なんてものは一切していないし

堤防にすら上がっていなかった。


本当に単なる気まぐれだ。


ランニングに関するものは

詰め込んで放置してあった。

いまの時期はどのような格好なのか?

寒いのか?

走れば暑いのか?

全く想像ができない。

とりあえず詰め込んである中から数点取り出し

身に付けてみることにした。


EPSONをPCに繋いで充電する。

もちのろんで充電はゼロ。


ウエストポーチが巻けない。

以前の腰回りはなんて細かったのだろうか。

全くもってサイズが違った。


店を閉めて堤防へ向かう。

半年間遠ざけてきた場所だ。

もう自分には必要ないと割り切っていた。


EPSONの操作も戸惑ったが

不思議なものでなにも考えず

流れにまかせると操作ができる。


半年以上

体を動かしていないが大丈夫だろうか。

スタートボタンを押すと同時に走り出す。

なんてことはない。

軽いしリズムも悪くない。

やはり腐っても3時間以内に走れた体だ。


なんて思ったのも300m弱。


自分の体から筋肉がなくなったかのような感覚。

突然苦しくなる心臓と肺。

走るにはどうすればいいのか?


肺がとてつもなく縮小している。

吸っても吸っても酸素が入ってこない。

肺から気管から変な匂いと味がする。


なんとか5kmは走り終えた。


頭痛が激しい。

耳から心臓が飛び出る寸前。

肺が痛い。

呼吸ができない。

臀部の乳酸蓄積が尋常じゃない。


あまりにも苦痛で以前の賃貸に帰るとこだった。


帰宅後は冗談抜きで10分ほど倒れていた。


明日は走るのか?


走らないだろう。


また走るのか?


それは分からないが

ただ今日はなんとなく走ってみた。


また気が向けばなのか。


ただ

たった5kmでボロボロになったのに

体の奥底では筋肉が細胞が喜んでいる


なんてこと考えれないほどに疲れてる。

そんな余裕があるならこんなことになっていない。


5,012km 27'03" 5'23"/km

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