京都観光マラニック

シュピさんよりミフィを京都観光に連れて行きたいとお聞きしたので

ぜひとも次の集い時にしようと早速企画をお願いした。

ミフィに関する企画は一切合切をシュピさんにおまかせする習わしで

もし仮にロードオンリーともなれば距離が長くなることは必然である。

ラン復帰後の最長距離を走るにはちょうど良いだろうと考えていた。

2022年3月27日(日)

【メンバー】

ミフィオ/シュピーレン陸上部/もりもりサラダ/やっぱりKATSU

【天候】曇りのち晴れ


【気温】12.9℃~19.6℃


【ルート】トレイル区間

京都駅八条口→産年坂→円山公園→蹴上インクライン→

南禅寺→大文字山(465)→京都御所→西陣鳥岩楼→

上七軒→平野神社→今宮神社→古道長坂道→京見峠

沢ノ池→高雄→清滝→試峠→嵐山→みっふぃー桜キッチン→

京都死内10Km→京都駅八条口

【距離】51.62km

【時間】10:04'40"(全ての行動含む)

【累積上昇/下降高度】2286m / 2227m

前夜は雨風が強く天気の不安があったにも関わらず

当日の早朝は気温が低いものの雨も上がっており

時折太陽が顔を覗かせ絶好のコンディションとなった。


そして

久し振りに会うミフィオは少し綺麗になっ


今回のルートは

京都の主な観光地をめぐりながら人気店の名物を食しつつも

激坂やトレイルで追い込みをかけるという飴と鞭のようなコース。


各地で桜の開花宣言がなされる中、

京都ももれなく桜が咲き始め名所は賑わいつつある状況。

今週末以降は桜もかなりの見頃になると思われ

今回のルートでもある産年坂→円山公園→蹴上インクライン→

南禅寺辺りは観光客の人混みでごったがえされると予想できるので

週末以降に京都を走るならば街中ではなく京都の山の中

楽しまれる方がよいのではないかと思う。


京都の大文字山にミフィオがいる不思議さ。

雨の後でズルズルと滑る足元を喜んでいるように見えた。

昼食は「西陣 鳥岩楼」にて親子丼。

とても人気のあるお店らしく11時半の開店時には

既に列ができてしまうとのことだったので

予定していた名所をスルーして一同京都市内を走り続ける。


東京の方には皇居ランナーがいるように

京都には御所ランナーがいるのだろうか。

御所の周りで見かけたランナーは1人だけ。


店舗到着時には本当に列ができており長時間並ぶ。

お昼のメニューは親子丼のみとのことなので

席に着くと注文しなくても人数分の親子丼がすぐに出てくる。

見た目は少し小さめのように思われるが程良いご飯の量。

鮮やかな黄色と橙色の上に鶉の卵黄。

山椒の香りが良く出汁も濃からず薄からず。

これに鶏のスープと沢庵が付いて900円也。

大食いにはちょっと寂しい量だがロングの合間にはちょうど良し。

しかしながら綺麗な服を身にまとった人たちが行列を成す間に

リュックを片手に半袖半パン姿の異様な4人は浮きまくる。

挙句、山の中でどろんこになったシューズを脱いで店内へと導かれることに。

そう、ここは座敷でのお食事処。

もちろんのこと敷地内に入る前に可能な限りの汚れは落とし

冷たい風に全身をあてて汗は乾かしてあるのだが。


続いて僅かに距離を移動して再度行列に並ぶ異様な姿の4人。

親子丼の次は今宮神社で「元祖一和」のあぶり餅を食す。

ここでも結構な時間を待機することになったが

こんな時にしかのんびり時間を使うことがない現在。

他愛もない会話をしながらの待ち時間が心地良く楽しい。


ここまでがこの日のほんわりとした楽しい時間帯。

距離にしてだいたい22kmくらい。

いま思い返しても暖かい色合いに包まれ優しく時が流れている。


古道 長坂道

激坂。EPSONを確認。30%の表示。

単発で終わるような距離じゃなかった。

なぜそんな所を走るのか。

ふらふらになってたどりついた京見峠。

そこからトレイル区間。

ガツンと登ったら激坂を下る。

前夜の雨でぬかるみガレガレの足元。

後方からガンガン煽られる。

高雄から清滝。

川を横目に滑る岩を乗り越える。

そしてなんとか嵐山へ到着。

目の前に風呂屋があり駅があるのに。

そこから京都死内約10kmの過酷なロード。

おっさん2人は楽しく会話しながらジョグってやがる。

ひたすら耐えて京都駅に戻った。

元気そうな風を装いながら心の中で泣いていた。


ゴール後は京都駅近くのお風呂屋さんへ。

前回は時間の都合でお風呂はなかったこともあり

過酷な旅の後のお風呂は本当に久し振り。


最高の天国を味わっているかのように気持ちが良く

ぼよよんと垂れた横腹に温かさが染み渡った。


お風呂上りの自販機前では毎度の光景が。

スマホと自販機をひたすら濃厚接触させるもりもりさん。

見慣れた光景だが他人から見たら不器用な中年姿か。

真相は自販機かスマホか人間かは定かではない。

1日頑張って消費した翌日。

朝昼夜と爆食いして消費はプラスマイナスプラス。


コメント