落とし所

定休日であってもその日にしかダメな仕事が入り

病院なんかも定休日に合わせての予約になるため

どうしても休みをとることが難しくなっている。


それでも先月は2回も休みをとり

みんなと過ごせたことは嬉しかったし感謝している。


未だに以前の動きには程遠い現状だが

その2回はとても刺激的で楽しかったのだろう。

欲がどんどん溢れ出てくる。


少し忙しくなるともう走る時間が確保できない。

再開した2月であればそれでも焦ることはなく

時々ジョグをするだけで満足だった。


今までの自分の拘りが邪魔をする。

全力で超える。


期日がどんどん短くなるから焦り

時間の確保ができず苛立ち

鍛えることができなく不安になり

自ら決断したのに後悔している。


さっさとどこかで落とし所を見つけないと。



結局その日も休むことができず僅かな散歩のみ。

暗い気持ちを押し殺し堤防へ上がる。

満開になる少し前の桜。

まだ色付き始めた蕾も見られ

咲いた直後であろう傷1つない花びら。


雨の日の夕暮れに桜を見に来る人もおらず

先まで続く桜を独り占め。

どの木も無数に花を咲かせている。

誰もいないので幹をなで褒めてやる。

それぞれなんと力強いことか。

感嘆する。

もし走りに出ていたら。

横目に素通りしていたことだろう。


「別に今日は走れなくても良かったわ」


目先のことではなく長いスパンで考えればいい。

いま楽しめる全力で楽しんでくればいい。


だからといって

落とし所に納得したわけじゃない。


2022年3月の月間走行距離 231.4km

先月比 126.39km up


時に、身体は1つしかないと声を荒げてしまう。

やっとのことで手に入れた一瞬の休息。

話しかけられ、次の仕事が入り、また声を荒げる。


それだけ頼りにされているのだろう。

必要とされているのだろう。

自分に価値があり生きている理由があるのだろう。


ずっとずっと、自分の価値が分からなかった。


いまのお前は価値があるんだろ。


だから、幸せなことなんだよ。


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