<結果・詳細レポ>第40回京都木津川マラソン大会

この記事は第40回京都木津川マラソンのレポとなります。

概要などについてはこちらをご覧ください。

数日前より心身共に上がってこない状態。

毎晩寝る前に全身に湿布を貼り付ける異様な姿。

湿布ってものは貼り過ぎると寒くて寝れなくなるから要注意ねw


会場に到着後はすぐに受付を済ませシュピさんと合流。

今回の計測チップはモノタグというものだった。

こんな紙切れで計測できるとは驚きだ。

着替えを終えトイレへ移動する時に皇帝いっちーさんと遭遇。

前週に別の木津川マラソンに参加されていたこともあり

まさかエントリーされているとは思ってもいなかったので

テンション爆上がりで自身のコンディションなんて吹っ飛んだ笑

スタート地点へ行くと、もりもりさん、M前さん、もんちゃんが

応援に駆け付けてくれていたので笑顔もこぼれリラックス。

まもなくスタートいうところでいきなりピストル音が鳴って焦るも

どうやら運営さんのミスとのことで笑いも起こり良い感じとなる。

今回はネットタイムのみとのことで先頭がスタートしてから

2秒ごとに後列がスタートして欲しいと直前に説明を受けるも

いきなりの説明ではちょっと無理があるんじゃないかな。

だって後方は一切そのことを知らないんだから

号砲と同時に押し寄せてきて雪崩になりかねない。

と思ったのも束の間の号砲。

最前列がスタートすると共に一斉に後ろから押し寄せてくる圧。

しかしスタッフのおじさんが「2秒待って!」と静止に入る。

従順な僕は思わず静止しかけるもコンマ数秒の間に後方に弾かれそうになり

おじさんフル無視で駆け抜けることとなったのであった。

すまん!やっぱ無理があるぜw

ってな感じでスタート!

※今回のスント9は42.46kmを計測しています。

2km目から誤差が生じてきましたので

最初の誤差を見て下記のものに2秒ほどプラスしたものが

実際のラップに近い感じかなと思いながら走っていました。


1km~10km

3'59-4'03-4'04-4'02-4'05-4'00-4'00-4'05-4'02-4'04

まずは流れにまかせながら一気に堤防へ駆け上がります。

しばらくはシュピさんと話しながら走っていきます。

少し後方にはサブスリーのペーサーが引き連れる大集団。

前方にも少し離れたところに集団ができていました。

ただ前方の集団は1段階ペースが速い感じです。

シュピさんはペーサーに付くとのことで下がっていったのですが

僕はペーサーに付く気はなかったこともあり

ギアを1段上げて前の集団へと追い付くことにしました。


だがしかし!


前の集団はキロ4をきって走っているではありませんか。

このペースは先日全力で走った高槻ハーフと変わらない速度。

こんなペースで走り続けていけば確実にハーフで限界を向かえます。

かと言って1度ギアを上げて飛び出したのに

「速いペースでしたテヘ」ってな感じで下がるわけにはいきません。

しばし単独で走り続けるも前は落ちてこない後ろは上がってこない。


・・・・・・・・。


やっちまったぜw

開始2kmもいかない距離で詰んじまったぜw

この後、向かい風がでてくることは確実です。

なにせ毎日のように走っている場所なので笑

だ、だれか僕と一緒に走りませんか?

僕にも風よけをくださいw

ってな感じで前後の集団とはペースが合わず。

ここはもう腹を括るしかありません。

最後まで単独で走ろうと覚悟を決めました。

たんたんと一定のリズムを刻み10km手前で1回目の折り返し。

ペーサーとの距離を確認してシュピさんと目くばせならぬ

手くばせでエール交換。


11km~20km

4'04-3'59-4'06-4'06-4'04-4'05-4'02-4'03-4'02-3'59

折り返してしばらく進むと後続ランナーさんとのすれ違いゾーンに突入。

堤防がそこまで広くないために道いっぱいに広がって走ってくる。

大人数のランナーさんに突っ込む形でかなりの恐怖感があった。

少し前に1人同じ感じのペースで走っておられる方がいて

堤防を下っていかれたのでなにも考えずに一緒に下っていく。

すると後ろから

「ちがぁ~う!!!うえぇぇ↑↑↑」

とスタッフさんの大声w

2人して大慌てで堤防に駆け上がりました笑

そこから僅かな距離ですが一緒に走る感じで進んでおり

この木津川マラソンで唯一単独じゃなかった区間ですね。

その方とは翌日ストラバで繋がることができて嬉しかったです!

こんなご縁もあるのですね。

18km付近で応援している方に21位と告げられ

うわぁ~ここから何人に抜かれていくのだろうか・・・と

ちょいブルーになってしまいましたよ笑

※結果、多分抜かれることはなく16位でゴール。


21km~30km

4'08-4'05-4'02-4'06-4'10-4'05-4'08-4'12-4'06-4'11

20km手前で1度会場へ戻ってきて

もりもりさん、M前さん、もんちゃんにエールをもらいます。

しかしながら笑顔で応えることはできずに手で合図をしただけ。

かなり集中していたこともありますが少し疲労も出始めていました。

ハーフの通過は1時間26分台だということだけは確認。

徐々に4分10秒あたりのペースまで落ちてきますが

許容範囲と何度も自身に言い聞かせひたすら風に耐えながら

ハーフの選手を抜き続ける作業をしていきます。

31km~42.195km

4'13-4'10-4'11-4'14-4'13-4'15-4'15-4'20-4'13-4'20-4'13-+α

30kmくらいで2回目の折り返し。

ここで後ろのサブスリーペーサーとの距離を確認すると

驚くくらいに近い場所を走っているではありませんか。

もちろんその中にはシュピさんもいます。

僕の予想では折り返しを終えて32km前後を境に

シュピさんがペーサーより前に出てくるはずなので

これはペースが落ちると簡単に追い付かれる距離です。

しかも30km以降はやはり一気に脚が動かなくなってきた感じ。

一瞬、福知山の悪夢が甦ってきました。

ラップが鳴る度に目をやるも距離確認をするばかりで

時間やペースを確認するまでの余裕が全くありません。

ただただ必死でもがきながらなんとか進み続けます。

自分がどんなペースで走っているのか。

どれくらいでゴールできるのかも分からない。

とにかくペーサーに追い付かれなければサブスリーはできる。


35kmくらいでいっちーさんとスライドでエール交換。

ここ以降は1kmずつクリアしていくことだけを目標に走り続けます。

距離が進むにつれて苦しくなり声をだしての呼吸に。

このご時世、息を荒げながら抜いていくランナーさんには

申し訳ない気持ちになるがどうしようもできなかったです。


残り4kmほどの所でtasukuさんとチェリーさんとすれ違うも

声を出す余裕が全くなく2人の姿を確認するだけで精一杯。

近鉄高架下のアップダウンを過ぎればあと僅かとなりますが

まだシュピさんが追い付いてくるかもとの恐怖が襲ってきます。

残り1kmになれば絶対領域に入れると必死に進み続けました。

そして残り4~500mほどで時計を確認すると・・・

なんと。

58分くらいでサブスリーができる感じかと思っていたのに

持ちタイムの56分を更新するどころか

55分をきってゴールできる可能性があることに気が付きました。

まさか自分がそんなペースで走っているとは露知らず。

残りは300mほど。

働かない脳で考えるもかなり際どいタイム。

もう形振りかまわず死に物狂いで走りました。

会場の手前では応援しているたくさんの人たちが

なにか言ってくれているのですが全く聞こえてこなくて

一切の音が遮断されているかのような感覚になっていました。

ゴールと同時にタイムを確認してそのまま走り抜ける。

そしてその先で仰向けにぶっ倒れた。

目を開けることもできない。

ただただ大の字でぶっ倒れていた。

多分2分くらいのことだけど。

人の気配を感じたので目を開けるとスタッフのおじさん。

救護所があるからいくかとのこと。

ただ動きたくないだけで全く問題ないことを告げ目を瞑る。

するとまた気配を感じて目を開けると若い女性のスタッフ。

さすがに若い子に心配させるわけにはいかないと起き上がると

横にシュピさんがいてびっくりした笑


あのあと予想どおりペーサーより前に出たシュピさんは

4年半振りにサブスリーに返り咲き、PBも更新していた!

シュピさん50歳。

KATSUまもなく49歳。

先日の高槻ハーフに続き2人して記録を更新することができた。

年齢に抗いながらも更に速く強く進化し続けています。

そのことが本当に嬉しくて。


レース後、たくさんの御祝いの言葉をいただきました。

頑張って良かったと、逃げなくて良かったなと思える瞬間。

日々の苦しい練習、走ることより大好きな食事やお酒の制限、

そしてスタートからゴールまでの地獄の時間、

全体の9割近くが苦しく辛いんじゃないかと思う時もあります。

でも、それに勝るだけのものがゴールしたあの一瞬と

みなさんから御祝いの言葉をいただいた時にあります。

そして平々凡々なおっさんがその存在をアピールできる場所。

またこうして走れることに感謝しかありません。


みなさん本当にありがとうございます<(_ _*)> アリガトォ


「さらに向こうへ プルスウルトラ」


コメント

  1. 改めましてお疲れ様でした!!落ちて来る所をパックリしちゃおうと狙っていたのに、影さえ踏めなかった✧⁠\⁠(⁠>⁠o⁠<⁠)⁠ノ⁠✧また次!!宜しくお願いします!!

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    1. 木津川マラソンお疲れ様でした!30km以降は僅かずつペースが落ちていく度に恐怖しかありませんでしたよ!もし追い付かれていたら逃げる力も追いかける力も残っていませんでした(;^ω^) 次もお互い全力で宜しくお願いします!

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  2. ベスト更新おめでとうございます。
    サブ3でも簡単じゃないのに凄い、サブ55は伊達じゃないですね!
    限界は年齢ではないという事を結果で証明して頂き、勇気とやる気を頂きました!
    お疲れさまでした❗

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    1. PPさんありがとうございます!福知山で走った感じと高槻の上がり具合を考えるとぎりぎりサブ3はいけそうかな?とは思いましたがまさかここまで粘れるとは思いもしていませんでした(^^)周りのおっさんたちの気合いに繋がってくれると嬉しいです♪PPさんもまだまだいけますよ!頑張って!

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