この付近では雪の気配などはとうに消えているため
雪山と言ってもそれほど多くの雪があるのだろうか?
行きの道中は小雨が降っており道路の脇には
汚れた残雪の山が見えるだけだったのだが
「トンネルを抜けるとそこは雪国であった」
雨は雪に変わり山も田んぼも家の屋根も真っ白。
さっきまで見ていた風景とは打って変わり
隣県であることが信じがたい世界が広がっていた。
そして冬になる度に雪国での生活の大変さをニュースで見ては
自分は絶対に雪国で生きていくことは不可能だと思う。
周りの登山客が慎重に1歩1歩下りているような場所。
そんな急峻な下り坂を満面の笑顔で滑りながら
僕の胸に向けて滑り下りてくる姿。
登山ルートは少しでも踏み跡をずれてしまうと
膝下までずっぽりと埋まってしまうほどに深い。
前を進む僕の気を引こうとしているのだろうか。
わざと踏み跡を外し深みに脚をとられている。
作戦に引っかかってやり振り返るとまたもや満面の笑顔。
普段は雪など大嫌いだと言ってはいるが
これほどに無邪気で愛おしい姿を見ていると
雪も捨てたものじゃない来て良かったなと心から思う。
そのように脳内で変換させて妄想に浸ってはいるが
現実世界で満面の笑顔を作り
きゃっきゃ♪しながら僕に向かってくるのは
中年のおっさんってところが超絶に悲しいw
カップルで登ってくる奴らが羨ましいぃわ!
序章にてお伝えしたい全てを書き終えました。
2023年2月23日(木)
【メンバー】もりもりサラダ/シュピーレン陸上部/KATSU
【天候】雪
【ルート】
坊村登山口→御殿山(1097)→ワサビ峠→武奈ヶ岳(1214)往復
【時間】3:35'48"(全ての行動含む)
【累積上昇/下降高度】1127m / 994m
今回のスタート地点は滋賀県大津市にあります坊村。
比良山系に行く場合、琵琶湖側から登るのか
この坊村側にある登山口かで分かれてくる感じでしょうか。
周回ルートなどいくつか計画をしていました。
また、先日の記事でも登場しております同級生のYUKIを
武奈ヶ岳へ連れて行きたいこともありまして
その時のスタート地点をこの坊村からとも考えていたため
今回お誘いいただいたルートは大変ありがたく参考になりました。
スタートして直ぐにある建物は「比良山荘」。
つい先日もテレビ番組で紹介されていましたので
知っている方もおられるかと思いますが
「月鍋」といわれる熊肉の料理が有名な料理宿です。
冬眠前の限られた時期にしか獲ることがができない
脂のロースや熊の手などが紹介されていました。
確かずっと先まで予約が入っている状況だったと思います。
入り口から雪が積もっておりましたので軽アイゼンを装着。
この日は多くの登山客で賑わっており
斜面を見上げると既に登り始めた団体さんが見られました。
3日後には宇治川マラソンで10kmのレースを走りますので
のんびりペースで進みたいこともあり人が多いことは望ましく
後ろから煽ってくる2人への建前もできたというものです。
脇に寄り「お先にどうぞ^^」のラッシュが始まりました。
何十人と譲っていただきながら登って行きますが
急登なために体も熱くなり発汗してきます。
先行する方もいなくなってきた頃合を見計らって
そろそろペースを落とそうかなと思案したのも束の間。
「ゆっくりペースなので代謝が上がらず寒い!」と
猛者だけが許される恐ろしい言葉が後方から発せられ
休憩を許してもらうことなく山頂付近まで進んでいかされます笑
気が付けば雰囲気もガラリと変わりホワイトアウト並み。
少し前方を進むハイカーさんを生贄に目印に進み続けて登頂。
強風が吹き荒れ痛みが出るほどに手もかじかんできます。
急ぎ下山をすべきにも関わらず両手袋を外し
冷えたおまんじゅうを頬張る豚が1匹いましたね。
強冷風から逃げるより食欲を満たす方が先のようです。
最近またもや体重が1kg増えてしまいました。
下りでは人がいないことを確認してから
少しスピードを上げながら走っていきます。
わざわざ雪の積もった山道を走る必要もないのですが
この日は下ろし立てのシューズを履いていましたので
感触を確かめてみたかったんですね。
耐久撥水耐磨耗で汚れが付きにくく落ちやすく
アッパーとタンが一体化しているこだわり仕様で
泥がつまりにくくグリップしやすいソールであり
異物の侵入を防ぐガゼットタン設計の
クッション性の高い厚底ソールのシューズ
ワークマン1900円也w
撥水といえども何度も膝下や踝まで雪に埋もれていますので
シューズの中は普通に濡れていましたが
ガンガン走って下ることはできました。
ただ全体的に硬いこともあり帰宅後に確認すると
拇指球付近はちょっと痛みが出ていましたね。
ゆっくりペースなら問題ない感じでしょうか。
お昼ご飯と食後のコーヒーセットをいただきまして
雪の山を見ながらほっこりした時間を過ごしました。
さて、リフレッシュも完了しましたので
日曜日は宇治川マラソンを全力で!と言いたいところ・・・
ストラバとジョグのでは少し触れたのですが
少々体に違和感がありまして薬を服用しております。
どのように走るのかは当日の朝のコンディション次第かなと。
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