赤赤トレイル(大江山連峰)縦走

今回シュピさんと向かったのは京都府福知山市。

福知山市にある山といえば酒呑童子などの鬼伝説や

雲海などで有名な大江山連峰があります。


京都府中丹広域振興局のHPをみると

大江山連峰トレイルは全13ルートで約84kmあるらしく

その中の1つ赤赤縦走路は大江山連峰のメインルートであり

赤石ヶ岳から赤岩山までの約16kmのことをいうようです。


16kmだけとなればお気楽モードで事足りる訳ですが

そこはしっかりと疲労度MAXの企画に変更されていました。

2023年7月2日(日)

【メンバー】シュピーレン陸上部/KATSU

【天候】曇りのち晴れ

【ルート】

大江山温泉→鬼嶽稲荷神社→赤石ヶ岳736→

大江山(千丈ヶ嶽)832→鳩ヶ峰745→鍋塚762→

鬼の岩屋686→大笠山(航空管制塔)740→普甲峠

大江山スキー場→杉山696→宇野ヶ岳694→

赤岩山669→杉山696→普甲→大江山温泉

【距離】40.38km(Suunto9)YAMAP39.4km


【時間】8:24'15"(全ての行動含む)

【累積上昇/下降高度】2081m / 2096m

Garmin2232m/YAMAP2460m/2464m

夜中の3時に出発。

現地には早朝5時前には到着し早速スタート。

鬼伝説にふさわしく鬼や源頼光などのオブジェが多々ありました。

この大きな鬼の瓦は重さが10㌧もあるとのこと!

まずはロードで鬼嶽稲荷神社を目指しますが

約5kmで550mほど上り続けることになります。

前日までの大雨の影響もあり湿度はMAX状態で

川の水量も多く山からは大量に水が流れ落ちていました。

水の豊かなステキな場所だと景色を見ながら走っていきますが

徐々に斜度が上がり始めあっという間に全身ずぶ濡れとなり

会話も減ってひたすら耐えながら走り続ける2人。


いや、歩けよw


スタート直後から全力で急坂を走り続けてどうするw

668m地点にある鬼嶽稲荷神社へ到着した時にはヘロヘロ。

2人で出掛ける時のあるあるですね笑

手水舎でお清めついでに頭からもお清めさせていただきました。


鬼嶽稲荷神社の横手から大江山登山道に入ることができます。

もちのろんで足元は濡れているわけですがそんなことはどうでもよい。

どうみてもこの雰囲気は奴が好みそうな条件が揃っています。

後ろ姿でも感じていただけるかと思いますが

足元を確認しながら恐る恐る進んでいきます。

どうやら奴らは生息していない模様。

となれば気分も晴れ晴れで元気に進みましょう!

周りは全く晴れてなくて靄の中ですけどね笑


静寂に包まれた山の中の気持ちが良いこと。

分岐にさしかかり1度左折して赤石ヶ岳へと向かい

赤石ヶ岳からはピストンで再度戻ってくることになるわけですが

後ろからナビゲートしてくれるシュピさん曰く

「赤石ヶ岳まで直ぐです!」

濡れた石が多くあるガレガレな道ですが直ぐなら問題なさそうですね。

軽快に進んでいくもいつまでたっても下り続けています。

そしていつまでたっても登り返しがこない。

山頂まで3kmほどあったでござるw

しかもえぐい登り返しでござったw

ここで1つ良いことをお教えしましょう。

格上が言う「もう直ぐ」は自分が想像した「もう直ぐ」×2+αくらいに

予想しておくくらいが調度良いものです笑


まぁシュピさんの場合は天然が入るときがあるので

自分で「もう直ぐ」と言っておきながら「どこがやねん!」と

自身に突っ込んでる様子は普通に見れますw


先に見えている山が赤石ヶ岳。

この1本の道の先は急下降!


そして岩岩の激登り!


山頂ではわずかに見えていた景色も真っ白。


下りでは粘土質の赤土がこびり付き

つるっつるになった岩が凶器に変わり

体力のみならず精神的にも削られていきます。


「わぁ~わぁ~!」言いながら楽しんではいますけどね笑

でも慎重に慎重に。


ピストンなので急降下の復路は必然的に激登り。

先程の分岐まで戻り大江山連峰の山頂を踏んでいきます。

大江山(千丈ヶ嶽)



鳩ヶ峰


鍋塚

大江山連峰のプレートが山頂に着く度に

その山が1番前にくるように作られているのが素晴らしいですね。


これで大江山連峰の4座を踏破したのでほぼ終わりかと思いましたが

なんと!まだ15kmほど進んだだけなので全く持って序盤となります。


いやぁ~既にかなりの疲労なんですけど!


弱音なんて簡単に宣言します。

ええ、脆弱野郎なので。

宣言は自由です。

ただ、

スルーされて先を促されるだけですw


続いて鬼の岩屋・航空管制塔を進み下りへと入ります。

この下りがまた整備された素晴らしいもので

晴れて足元の状態が良ければ最高の下りになるかと思います。

下った場所は大江山バンガロー村と大江山スキー場。

現座、バンガロー村は休村中でスキー場は閉鎖。

以前は大勢の人で賑わっていたことを想像すると

目前の古びた建造物からは寂しさが漂ってきました。


この辺りになると雲の隙間から青空が顔を出してきまして

一気に気温が上昇し始めました!


ヘロヘロになっている僕をバックに嬉しそうですね笑


今回のルートでは自販機などの補給箇所が皆無なため

スタート時には胸に500と540、背中に600と680を持っていましたが

このまま気温が上昇するとなるとぎりぎりの様相を呈してきました。


次に目指すは杉山。

この時点では先に見えている山に登るだけと軽い気持ちでしたが

想像とは全く違いこの日1番立ちはだかる山となります。

ルートに関しては見失うことが難しいほどに的確な位置に

細かくリボンでマークしてくださっているので進めるのですが

もしこのリボンがなければまともなルートを辿ることは不可能です。


山頂までの距離は長く木々も覆い茂っており

足元もガレガレで木の根も縦横無尽に広がって

大きく右に巻いたと思えば一気に左に巻いたりと

ルートどりもかなり難しいものとなっています。

管理整備してくださっている方々には感謝しかありません。

大雨の後なのでいたるところで川のように水が流れてはいますが

水浴びをするほどの水量ではなく川を恋しく感じていたところ

神の恵みとしか言いようのない形状の湧き水が♪

それも冷水が結構な勢いで滾滾と!

頭から足の先までありがたく水浴びをしました笑

そして杉山といわれるだけあって見事な杉が多く見られます。


やっとのことで杉山の山頂に到着。

杉山の手強さと暑さと湿度にやられて残りライフ僅か。

赤岩山までもまだ距離がありそうです。

弱音を吐く力も勿体無いので黙々と進み続けていると

突然現れた山頂。

予想よりかなり近くないかい?

残念!

山頂プレートには「宇野ヶ岳」とありました笑

しかし舞鶴市最高峰になるとのこと!

そして!

なんと天橋立が一望できる絶景ビューポイント♪

やっぱ海はいいね~最高!

昔から海が大好きで和歌山や福井によく行きました。

いまはなぜか遠く山のてっぺんにいますがw


さて、残るは赤岩山の1座です。

テンションの上がったこの状態なら一気に進めるでしょう。


想像以上に下げられまたもや一気に登らされましたとさw

いやぁ~想像以上にパンチのあるルートでした。

相変わらずエグイものを企画してくれるシュピさんです。

企画した本人もびっくりしていたけど笑


赤岩山から杉山まではピストンで戻り

杉山山頂から別ルートで下山。

途中で滝を見つけてドボンと水分補給!

そして宮津湾を眺めながら山椒を齧って痺れる中年親父。

ロードで進まずに敢えて古道を選ぶのもまた良し。

ゴールまで数キロあるにもかかわらず川へドボン。

すっきりした身体に鞭打ち灼熱のロードを走り続ける。

きつくて苦しくて痛くて汗だくで泥まみれで。

それでも最後に楽しかったと思えればそれでいい!

最後は大好きなカレーのために場所を探すも日向ばかり。

移動する車内でシュピさんがタープを持ってきていると。

おぉ~!と興奮しながらインド人が頭に巻いてる布を想像する。

なぜにタープとターバンを間違えていたのかは不明。

ワンタッチのタープをワンタッチできず

2人がかりファイブタッチくらいで立てることに成功した。

ワンタッチって謳っていても実際にはスリータッチくらいだし

ファイブタッチならそれなりですよね?笑


コメント

  1. 全般の陽に対し後半の陰
    楽しい区間もあれば苦しい区間もある
    いいレースもあればダメなレースもある
    今回、楽しさ7、苦しさ3
    次回、楽しさ3、苦しさ7
    の企画です(笑)

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  2. 返信
    1. わぉ!次回ヤバそうっすね笑
      プライベートながら今回も苦しく厳しい区間もありましたね~。
      それでもやりきってしまえば全て楽しかった時間。
      またいつかプライベートだけではなくレースでも。
      心技体とは言わないけど心体が整いますように。
      次の企画に向けてアルコールを減らさないと笑

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