武奈ヶ岳 青ガレルート

前回なんとか比叡山をクリアすることができた元スプリンター。

身体を鍛えるべく次の山に挑戦してきました。

今回、距離は短めですが標高をぐっと上げてみることに。

場所は滋賀県で5番目の高さを誇る【武奈ヶ岳1214m】です。

いままで登ってきた山より少しレベルが上がってきます。

さて彼は無事山頂に到達することができたのでしょうか。

2023年7月16日(日)

【メンバー】YUKI/シュピーレン陸上部/KATSU

【天候】曇りのち晴れ

【ルート】

イン谷口駐車場→青ガレ→金糞峠→中峠→

ワサビ峠→武奈ヶ岳1214→細川越→イブルキノコバ→

八雲ヶ原→北比良峠→イン谷口駐車場

【距離】15.39km(Suunto9)YAMAP14.7km

【時間】6:08'10"(全ての行動含む)

【累積上昇/下降高度】1161m / 1160m

Garmin2232m/YAMAP1272m/1269m

この日、予報では猛暑日とのことでしたので

涼しい沢沿いを進むルートを選択することにしました。

比良山系には何度も訪れていますが金糞峠から

新緑の下を通る清流ポイントが僕のおすすめです。

そして何度も渡渉を繰り返し尾根に向かって登っていくのも

中々体験できないことなので喜んでもらえるかと思います。


いままでは2人だけで出かけていましたが

今回はシュピさんもご一緒していただけることになりました!

YUKIにとっても良い刺激になると思うので嬉しい限りです。

また、ルートも青ガレや沢を登っていきますので

シュピさんがいてくださればサポートも倍増となり更に安心。

YUKIの体力が持てば距離も増し×2予定なことは内緒でスタート笑

イン谷口の駐車場へは6時頃に到着したものの

既に駐車場にはたくさんの車が停まっていて驚きました。

なんとか駐車スペースを確保することができましたが

更に1時間は早く到着しておかないと難しいかもしれませんね。


まだ早朝ということもあり川沿いは涼しく心地が良かったです。

約320mから武奈ヶ岳の1214mまで登って行くわけですが

距離的には5km半ほどかと思いますので斜度はそれなりにあります。

まず最初にクリアしなければならない場所は【青ガレ】と呼ばれる

大きな岩が重なり合っている急斜面のガレ場。

こんな場所を登るなんてまず経験することはありませんからね。

両手を使いながら登り続けていきますので全身運動になります笑


しばらく進んで行くと、少し先で渋滞していました。

あまり近付いてしまいますと「お先にどうぞ♪」をいただくので

たくさんの人を抜いていかなければいけないことになり

先頭の方まで抜くことになるともうヘロヘロになっちゃいます笑

さすがにYUKIがその状態になればそれこそそこで終了!

ゆっくりと休憩をしながらのんびり進んでいったのですが

「お先にどうぞ♪」をいただくことになっちゃいましたw

何度か遠慮したのですがみなさん休憩するとのことで回避不可能!

さぁ、YUKIちゃん気合いの入れどこだw

なんとか無事に登りきり金糞峠に到着。

ここまで約2kmで550mほど上がっていますので大したものです。

時間的には約1時間経過していましたので補給を兼ねて少し休憩。

金糞峠以降しばらくは心地よい川沿いとなりますので

ここはのんびり新緑でリフレッシュしてもらえたと思います。


次は中峠に向けて何度も渡渉を繰り返して登っていきます。

この渡渉もおすすめポイントの1つ。

ルートの確認の仕方などを説明しながら安全に進みます。


これが2人きりであれば僕の緊張度もかなりなものでしたが

シュピさんが後方にいてくださるので心強かったですね。

中峠にも無事に到着することができました。

途中大きく休憩もすることなく動き続けていますので

何十年も運動をしてこなかった身体を考えると凄いことです。

ということでワサビ峠を目指すハードなルートを進みましょう笑

せっかく急斜面を登ってきたのにも関わらず一気に下ります。

下りになると膝が不安にはなりますが現状では大丈夫とのこと。

ワサビ峠以降は武奈ヶ岳に向けて基本登っていくことに。


稜線に出ると目の前の景色も変わり風も吹いて気持ちが良い。

いままでの山では見ることがなかった景色に喜んでいました。

遠くに見える武奈ヶ岳には唖然としていましたが

見える場所には行くことができると教えておきましたよ笑


そしてついに武奈ヶ岳山頂に到着!

想定していた1番早い時間ぴったりです。

少し時間帯が早かったのでまだ多くの雲が残っており

遠くの方を見るまではいかなかったのですが

それでも青空の下に広がるびわ湖や遠くまで連なる山々を

眺めることができました。

ここは何度訪れても最高の場所ですね。


シュピさんの色黒が映えるのなんのってw

さて、無事に山頂を踏むことができたのですが本番はここから。

まだ疲労が少なく根性があれば登頂は可能ですが

ここからの疲労がある下りほど難しいものはありません。


疲労が大きいようなら少し引き返してイブルキノコバへ行くルート。

まだ元気があって進めそうなら細川越に向かうルートへ。


しばし休憩しながらYUKIの状態をこっそり確認します。

それなりに疲れてはいるものの今までより少し余裕は感じます。

本人もまだ大丈夫とのことでしたので細川越に向かうことに。


環境は一気に変化しまして気温湿度が上昇して密林状態。

風も吹くことがなくなり、しかも急坂を下っていきます。

まぁ、山ってそんなもん笑


細川越以降はずぶずぶの湿地ゾーン!

横には綺麗な水が流れている川がありますので

湿地に踏み込んでしまえばそのままドボンで問題なし。

僕はドボンがしたかったので足を滑らせても良かったんだけど笑

全員無事に通り抜けてしまいました。

八雲ヶ原では大好きなアカハライモリに会う予定でしたが

なんと、イブルキノコバを過ぎた場所でシュピさんがゲット!

大興奮して愛でまくってやりました。

みなさんもご存知のとおりアカハライモリのはフグと同じ

テトロドトキシンを持っていますので注意は必要です。

触った手で目や口などに触れてしまうと危険ですので

必ず手は洗い流すようにしてくださいね。

僕が洗ったかどうかは別としてw


八雲ヶ原以降はピーカンとなり日差しが痛い!

北比良峠では絶景のびわ湖。




あとは長い長い下りを安全に進んで行くだけです。


そしてラストは川へドボ~ン♪

怪我故障なく無事にゴールすることができました。

ガレ場、ザレ場、沢登り、渡渉、急登、激下りと

今回の山行はYUKIにとってかなりのレベルアップになったでしょう。


車に戻って着替えた後は恒例のカレーとアヒージョ。

コーヒー、おまんじゅう付き。

そしてそして激アツの大型ミヤマ一気に3匹GET!

いまやミヤマはスーパーレアですので大興奮しました!

このあと見つからないようにと願い

自然へとお帰りいただきました。


さて、武奈ヶ岳まで制覇することができましたが

ここからは更なる体力筋力が求められてきます。

アラフィフになると楽しむためにも努力が必要となってきますね。

YUKIには軽い筋トレでも始めてもらいましょう。

というか、僕もそろそろ動き始めないといけないのですが。


以上、元スプリンター初めての武奈ヶ岳でした。


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