お墓のはなし①

お墓について考えたことってあります?


親も高齢となり自身が継いでいかなければいけないものが増え

時間のある時に、整理したり調べたりすることがあるのですが

その1つに「お墓」がでてきました。

若い頃、うちは分家のため新たにお墓を建てるのだろと

漠然と思っていた程度のことで特に関心はありませんでした。


現在は人生の折り返し地点の年齢となり周りにも高齢者が増え

墓じまいを考え始めている話しなども聞くようになりました。


小さい頃に祖父が亡くなり、親の立場になってから祖母を亡くし、

そして祖母が亡くなった後に祖父が生前に購入していたお墓を

うちの父親が相続することとなったようです。


なぜ本家は祖父が購入していたお墓を使用せず

別途新たに建てたのだろうか?と疑問に思いましたが

従来のお墓の形式が良かったのかなと予想しています。


と言うのも、

祖父が購入していたのは室内にある所謂ロッカー式のもの。


僕はロッカー式の納骨堂でも全然ありなんですけどね。

若い頃に亡くした友人がロッカー式の納骨堂だったのですが

雨風に晒されることも鳥の糞や雑草に悩まされることもなく

室内の快適な場所に安置されているのだなとの印象でした。


それに清掃なども行き届いており常に綺麗な状態だったので

会いに来てくれる人にもとても優しい環境かなと感じました。


しかし今から30年程前のことなので

初見であった当時の僕には斬新なものに見え

慣れるまでに少し時間を要したように思います。


そんなことで、新たに建てなければいけないと思っていたものが

思いもよらないところから手に入っていた感じではあるのですが

父親が相続してから何年間も資料に目を通すことなく今に至り

この機に目を通して調べておくことになりました。


もちろん本家及び親族から「相続していいよ」と言われても

兄弟姉全員の承諾や証明、名義変更などの手間はかかりますし

・自身の納得がいくお墓が欲しい

・気に入った(好きな)場所に建てたい

・現居住地の近場にしたい

などの要望は一切通りません。

既に決まった建物の決まった位置に確保されていますので。


ただ、お墓を新たに建てるという莫大な金額に関しては皆無で

名義変更の際に必要な手数料のみの負担だったようです。

また、そこの永代管理システムに必要な費用などは

祖父が払い終えているので年々の管理費も一切不要となり

跡継ぎがいなくとも無縁になることはないとのことです。


うちは一人娘なため嫁ぐと終わってしまいますので

このシステムは合っているのかなとも思いました。


父親は京都市内の出身なので市内のお墓に入ることは

自身の生まれ育った場所へと帰ることになり喜ばしいのですが

母親は現在住んでいる地元民なので特に縁のない地域となります。


これはとても大事なことだと思い本人に確認をすると

やっぱり父親と一緒がいいので仕方がないけど

「わたしが先に逝ったらそこで待ってるのは嫌だ」と言うのです。


そんな判断のできない難しいことを託されても困るので

とにかく頑張って父親より長生きしろと伝えておきました笑


そして僕自身と嫁。

僕も京都市内の出身ではないのですが

ぶっちゃけどこでもなんでもいいですw


もし可能なら極僅かで良いので

海と山に散骨してくれたらと娘には伝えてありますが、

正直、逝った後の骨なんて適当でいいですね笑


ただ、嫁はお寺の娘であったり他県の出身なので

自身が生まれ育った場所に戻りたいでしょうし

分骨して欲しいとの思いもあるようですので

思うままに自由にしてくれて全く問題はありません。

お墓の中でまで僕の面倒を見る必要はないと思います。


素直にそう伝えたら、なんか睨まれましたけどw


まぁそんなことで

実際の納骨堂はまだ見に行ったことがないため

この機に行ってみようということになりました。


それについてはまた後日。


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