レース内容のブログは今回で最後になりますので
よろしければ最後までお付き合いください。m(_ _ )m
遂に10kmを切って残り1桁!!!本当の一二(ほい)峠!
最後の激坂一二峠のてっぺんさえクリアすれば
後は5km下ればいいだけ!
二人で嫌ってほどの坂を乗り越えて来たんだから
あと1つくらい越えられないわけがないと思っていたし
ラスト5kmの下りは全てを出し切ろうと誓い合っていた。
ところが、
残り9kmぐらいから突然にお腹が冷た~い感じがして
誰か内臓を引っ掻き回した?
洗濯機に胃を放り込んだ?みたいな。
一気に気持ち悪くなり全身に力が入らなくなってきた。
歩きのペースでも着いていけない。
ここに来てこれって何の罰やねん・・・
ただ、このままゴールしたいだけやろ・・・
悟られたくなかったので必死で耐えて着いて行った。
でも吐き気は強くなって行く一方。
正直1人になったら耐えられないかもと思っていた。
だからと言って絶対に迷惑はかけたくない。
なので先に行ってもらおうと思った瞬間。
前方からあり得ない人物が僕を見つめながら坂を下りて来る。
絶対にここにはいないはず。
あまりの苦しさに見えてはいけないものが見えているのかと錯覚した(笑)
なんと、もりもりサラダさん。
もう頭の中にハテナマークが流れっぱなしなのよ。
「何でここにいんの?」を繰り返すことしかできなかった。
顔見た瞬間から弱音を吐きまくる。
でもそうこうしているうちに残り8kmを切っていた。
でもね
やっぱり、限界。
これ以上は頑張っているかんちゃんのペースを落としてしまうだけ。
残り7kmちょっとのところが走れる緩い坂になっていたので
「走りましょう」と言ってくれたがギブアップさせてもらった。
それでも先に行くことを一瞬ためらう優しさが心にしみた。
かんちゃんには心からのありがとうと心からのごめんなさい。
この長いレースの中で1番情けなくて1番腹が立って
自分の不甲斐無さに辟易した瞬間だった。
たったの7kmちょっとを踏ん張る勇気と覚悟が僕にはなかった。
遠ざかっていく後姿はまさしく「男」だった。
その後はどうしてたのだろう?
途中で踏ん張れなくて、倒れそうで、気持ち悪くて、
確か、止まったと思う。
何かお話しはしていたんだとも思う。
覚えてはいるが所々記憶が曖昧な感じ。
でも、
ずっともりもりさんが横で一緒に歩いてくれていたことは覚えてる。
しばらく上ってたらカーブの所でまた奇妙な光景を目にした。
またそこでも脳内はハテナマークだらけ。
もりもりさんの奥さんまでいるんだわ・・・
これって水都の再現か?
このパターンはおっさんダダ捏ね始めるやつやろ?(笑)
奥さんの笑顔見たらもう力抜けて
横に倒れ込み堰を切ったように愚痴を言い出すw
もう止まらない!
赤まむし渡されてちびちび飲みながら延々と駄々っ子。
膝に大きな氷をあててもらって
5分程好き放題喋りまくっているうちに内臓が少し回復!
きた!きた!!
きたぁぁぁぁぁ!!!!ヽ(`・皿・´)v
とりあえず前に進めるようにはなった。
しばらく座っていたので足腰がガチガチになってしまったが動ける。
死にもの狂いで走り抜ければ12時間半は切れるかも。
時間的にも絶対に追い着けないことは分かってはいたが
先に進んでいった男の背中をひたすら見つめて走った。
見た目もへったくれもなく顔をぐしゃぐしゃにして抜きまくった。
ゴールに近づくにつれて沿道の応援の数が増えてくる。
ランナー1人1人が主役になれる瞬間。
凄い声援の中を駆け抜けゴール!
※あまりにも汚い顔だったのでモザイクw
その直後感動のゴールを上回るできごとが!
タグを外してくれたのが超絶可愛い子で
女子高生「村岡は初めてですかぁ?」
おっさん「うんうん!!初めて!!」
女子高生「来年も来てくださいね♪」
おっさん「うん!うん!来る来るぅ♪」
おじぃちゃんからどんどん若返って行って
悶絶100km12時間半なんて一瞬で忘れたわw
完走証をもらってから直ぐにかんちゃんを探して結果を聞いた。
あのまま最後まで走りきったそうでめちゃくちゃ嬉しかったよ!!
最後に二人で
今回の村岡は単独での参加。
会場で何人かのお知り合いの方に会えたとはいえ結構寂しかった。
でも蓋を開けてみれば
たくさんの方と出会いお知り合いになれた最高の1日でした。
最後になりましたが全ての方に、ありがとうございました。
またどこかのレース会場でお会いできることを楽しみにしております。
以上
コメント
コメントを投稿