妖精の森(高島朽木)一周トレイル①

2016年10月30日

第3回FAIRY TRAIL

びわ湖高島トレイルランニングinくつき

4年程前に出た鏑木毅プロデュースのトレイルの大会です。


妖精チックな「FAIRY TRAIL」という大会名と

妖精の木(台杉)の幻想的な写真に魅せられてエントリーしました。


2016年から半鯖・かっとび伊吹・奥比叡仰木棚田と

トレイルの大会に出始めているのですが

その中でもFAIRY TRAILは難易度が高かったように思います。


なんとか完走はしたものの全く歯が立たず

全身ズタボロで這う這うの体で戻った感じでした。


でも、またいつか挑戦したいとの思いを

抱き続けていたのですが・・・

まだまだ無理かもしれない(笑)

2020年6月13日(土)梅雨

止むこともない激しい大雨の中

当時のコースを逆走する形で余分なループ箇所を削り

ぐるっと高島朽木の山を周ってきました。


距離:29.82km 時間:7時間20分17秒

累積上昇/下降高度:2314m/2326m

07:10 スタート(くつき温泉)
07:59 東山417m
08:11 行者山587m
08:29 雲洞谷(うとだに)山622.1m
08:50 大彦峠503m
09:21 鷹ヶ峰745m
09:57 烏帽子(えぼし)岳892m
10:09 白倉岳949.9m
10:16 中岳949.7m
10:27 南岳941m
10:57 朽木栃生(自販機)
12:27 イクワタ峠923m
12:41 笹峠
12:50 地蔵山789.5m
12:55 地蔵峠770m
13:06 横谷峠644m
13:17 荒谷峠701m
13:22 ボボフダ(須川)峠656m
13:54 蛇谷ヶ峰901.5m
14:32 ゴール(くつき温泉)

※記録はシュピさん

梅雨の存在を忘れることにしてくつき温泉てんくうをスタート。

今回は反時計回りとなりますのでまずは少しロードを進みます。

いまから登るであろう山々が見えてきましたが靄でほぼ隠れています。

この明護坂よりトレイル区間へ入ります。

ここより先は約16km~17km地点の朽木栃生(くつきとちゅう)までは

山の中を進み続けて行くことになります。

早速、急登からとなりますがまだまだ先は長いので

余裕を持ちつつ進んでいかなければいけません。


大雨により足元のコンディションもかなり悪いこともあり

慎重に集中しなければいけないのですが

実はこの時の二人には集中しきれない理由がありました。


そう、前回の悪夢が脳裏をよぎっていたのです。


どうしても気になる足元。

小枝がわずかに触れるだけでも過剰に反応してしまいます。

なにもいないのに枯れ枝や木屑が奴らに見えてくる。


ところがそれは幻ではありませんでした。

受け入れたくない現実だったのです。


そう、

奴らが群がってきやがった!


2020年第2回

「vsヤマビル軍団」


まだ温まっていない筋肉と心肺を突然叩き起こすかのように

スタート直後から全力で急登を走り続けていきます。


奴らの存在が完全に消えるまで。


荒々しい呼吸。

激しく鼓動する心臓。

いきなりの疲労困憊状態です。


最初は東山417m

このルートは尾根沿いに進むので多くの山頂と

峠を進んでいくことができます。

ここまでくるとヤマビルからは逃れましたので

気を取り直し順調に登り続けます。


行者山を越えて雲洞谷山622.1m

大彦峠503mを通過します。


大彦峠を過ぎると頭上が開け稜線へと出ますが

残念ながら雨と靄により周りの景色は皆無でした。

次に目指すは標高を240mほど上げた鷹ヶ峰745mです。


この鷹ヶ峰に向かう途中で大きなヒキガエルに出会いました。

僕の掌と変わらないほどの大きさに歓喜(笑)


しかも動きがのろくて可愛い。

これより先はカエル天国となっていました。

この日だけで何匹のヒキガエルに出会ったことでしょうか。


ちなみに人とは一切会わず。

この悪天候の条件下わざわざこのルートを選択する人は

なかなかいないでしょうけどね(笑)


おかげさまで高島朽木の山々を二人だけで独占して楽しめました。


10kmほどで鷹ヶ峰に到着。

ここには巨木があり幹を伝って流れてくる雨水が

まるで川のように流れ続けていました。



散髪したてで禿げに見える僕と眼鏡が曇るシュピさん


鷹ヶ峰で少し補給した後は更に高度を上げていきます。

この時点ではほぼ登りですので累積では上昇と下降の差は

倍ほどになっていた感じですね。


大雨の中、登り続けているのでかなりの疲労はあるのですが

それでもこの幻想的な世界に魅入られて進んでいきます。

烏帽子岳892mの次はいよいよ前半の最高地点である

白倉岳949.9mを目指していきますが

既に高度を上げているのでそこまで過酷ではありません。


ただ、短いですが思わず立ち止まって見上げてしまうほどの

直登がたまに出てくるって感じですかね(笑)


今回の最高地点ではありますが特に眺望が良いわけではなく

一瞬の達成感のみです(笑)

それよりも次に目指します中岳949.7mがメインポイント!

あの妖精の木(台杉)がある場所です。


4年前の大会ではあまりの過酷さに

この存在感抜群の台杉を見過ごしてしまう失態。

台杉で妖精に出会うためにエントリーしたんですけどね。


4年を経過してやっと出会うことができるのかと思うと

胸が高鳴りちょっと興奮していました。


幻想的なこの異世界感を味わってください。


シュピさんにも存分に味わってもらえたようで

頑張ってここまで来たかいがありました。



さて次の南岳941m以降は一気に標高230mくらいまで下ります。

どんどん降り続ける雨にルート上はまるで川の状態です。

激流激下りのスリル満点なアトラクションではありませんが

歓喜とも狂喜ともとれる奇声を発しながら二人して駆け下りました。


えぇ、もちろんスベって転んじゃいましたので

どろんこ祭りの後みたいですね。

下りきった朽木栃生では湧き水らしきものがありましたので

少しばかりお水をいただき汚れを落としました。


それと唯一の自販機地点ですので水分の追加と補給を済ませ

整えているわけでありますがここでもヤマビル付着を発見し

慌ててチェックをしました。


しかしながら少々慣れてきていることもあり

悪態をついても騒ぐまではしなくなりましたね(笑)


補給が済んだら後半コースへ向けてスタート。

これがまた、いきなりエグイパンチをくらいました。


続きを急ぎたいところですが本日はここまで。

☆⌒(*^-゚)ノ~♪see you



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