今回向かったのは滋賀県にある霊仙山と伊吹山。
山を2つも登るわけですが、尾根で繋がっているわけでも
すぐ横にあるわけでも、もちろん車で移動するわけでもありません。
以前、kaiさんがこの2つの山を1日で走られていたので
時間をかければ僕らでも可能かもしれないとチャレンジしました。
しかしながら雨です。
初夏です。
霊仙山です。
これらが揃うとなにが起こるのでしょうか。
えぇ、そうですね。
奴らとの戦いが予想されるのです。
kaiさんにもヤマビルについて聞いてみたのですが
時期とかタイミングによっては大変な事になるかもと
ナイスな返事をいただいておりましたw
2020年第4回
「vsヤマビル軍団」勃発不可避!!!
それでは予想以上に過酷だった霊仙山~伊吹山の様子です。
距離:51.15km
時間:10時間22分45秒
累積上昇/下降高度:2907m/2884m
06:50 スタート(伊吹薬草の里)
08:00 醒井宿
08:35 醒井養鱒場
09:10 霊仙山榑ヶ畑登山口
10:20 霊仙山(1084m)
10:50 経塚山
12:10 霊仙山柏原登山口
13:30 伊吹山上平寺登山口
15:30 伊吹山(1377m)
17:00 伊吹山上野登山口
17:15 ゴール(伊吹薬草の里)
※記録シュピさん
スタート・ゴールは伊吹薬草の里文化センター。
※早朝より駐車場利用の了承済み
まずは霊仙山へ向かうわけもなく(笑)
観光もふまえて住友大阪セメント廃線路を進んでいきます。
廃線路跡にはレールや枕木などの当時利用されていた物が残っており
開通当時にはSLが走っていたとのことです。
廃線路跡を昔懐かしのロマンを感じながら時折横を通り抜ける
貨物車を眺め長閑な田舎を満喫しているおっさんたちですが
気がつけばいつの間にやらロスト!ってか道がなくなってた(笑)
スタートしていきなりの行き止まりです。
どこにも道はなく踏み跡もない状態。
迷った挙句、藪漕ぎしながら無理矢理に道路へ上がりました。
次に中山道の宿場町である醒井宿を観光してまわります。
透き通った川の中には梅花藻が
梅の花を思わせる小さな白い花を咲かせています。
梅花藻は初夏から晩夏にかけて見頃となっています。
1本奥の道に入るだけで全くの別世界です。
時が過ぎ去ることを忘れ宿場町を堪能していましたね。
機会があれば是非立ち寄ってみてください。
さて、先がありますので心残りながらも
霊仙山を目指して丹生川沿いのロードを進みます。
空気も澄みきっており、川も極上に素晴らしくステキな場所でした。
登山口までは4km~5kmほどのロードの上りが続きます。
観光とはいえ追い込む時はしっかりと追い込みますので
一気に滝汗となり現実世界へ引き戻されてしまいましたね。
川から離れてしまうと地獄です(笑)
登山口より先に足を踏み入れますと榑ヶ畑の集落跡が残っており
ラピュタのような世界観が楽しめます。
ってのも束の間で山の登りになると一瞬で脚が重く感じ
動かなくなって2人に着いて行けません。
というのもちょっと前からスピード練習を始めまして
5日間で4回もヤッソ800に挑戦し疲労困憊状態。
まさか1日で霊仙山と伊吹山に登るなんてプランが浮上するとは思わず
かなりやっちゃった感が満載でしたね(笑)
登りの途中では早速vsヤマビルの開始。
しかしながら、脚の疲れの方が勝っておりますので
怯むこともなくデコピン1発、瀕死状態だとそっけないものです。
なんとか2人に追い着き、しばらく進みますと山の雰囲気や
周りの植生が徐々に変化していき足元には岩が増え始めました。
何年か前にパルさんから霊仙山の写真を見せてもらいまして
その異世界な風景に感動しいつか見てみたいと思っていました。
その場が間もなく訪れるのかと思うと
どんどんと興奮してきまして疲労など忘れてしまいましたね(笑)
そして、木々の間を抜け目の前が開けると
今までとは全く違う世界が飛び込んできました。
霊山神社付近では周りの景色もはっきりと見渡せますが
ここから先は標高が上がるにつれて一気にガスってきまして
気温も下がり、漂う空気は別物になり更に異世界へと導かれていきます。
山頂付近はガスにより周りの景色は皆無でしたが
異世界感はマックスの状態でした。
なぜかここ、電波が届いていたんです(笑)
できればもっともっとその場に居たかったのですが
まだまだ先は長いので後ろ髪を引かれつつ最高地点へと移動します。
(山頂≠最高地点)
下山は柏原ルートとなりますがなんでもない長いだけのルート。
先ほどまで居た異世界感は全くなく気温も上昇し湿度も上がり
普通に苦痛でした(笑)
苦痛と言っても決して悪路なわけではなく
山頂とのギャップによるものですけどね。
ちょっとお調子に乗って走っていたのでしょうか、
この下りで久し振りに右足首を捻って痛めてしまいました。
帰宅後に確認すると右の足首がマッチョに(笑)
現状は痛みがありますが歩けるのでスルーしておきましょう。
このビニール紐をぐるぐる巻いた木々見たくない。。。
まもなく霊仙山下山となった時になにげにシューズを見ますと
3人ともにヤマビルがくっついてたw
でも逞しくなったもので直接食いついていない限り
パニくることはなくなりました。
ロードに出てからはコンビニによって昼食です。
普通であればここからはお風呂に向かいスッキリして
帰路に着く感じになるのでしょうが元気なお兄さん2人は
伊吹山に行きたいオーラを出しまくっておりましたので
年下のおっさんは帰りたい気持ちをそっと静かに飲み込み
伊吹山へ向けて出発するのでした。
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