最後の大会

この春にコロナ禍の影響で今夏の全国高校体育大会の

中止が決定されたことは以前に書きました。

インターハイの中止


しかしながら何とか大会を開催できないかと

連盟の方でも対策を考えてくれたようで

無観客にてではありますが先日開催されました。


大学受験に向けてコロナ禍で遅れている分の

追い込みが必要な大事な時期ではあるのですが

どうしても最後までやりきりたい試合に出たいと

懇願されましたので大会が終わった瞬間から

勉学専念へ切り替えることを条件に承諾してやることに。


そして念願叶って大会当日。


朝より会場まで送っていき


何があっても

どんな状況でも

最後まで全力で

楽しんできなさい。


と送り出しました。


結果

試合に勝つことができまして

3日後に次の試合があると連絡が・・・きました?


なんと、今回だけかと思ってたのに

勝ってしまうとまだ終わりじゃないようです。


迎えに行った時の娘は

久し振りに見るスポーツマンの顔をしていました。


こんな親父の言うことを真に受けて

全力で頑張ってきたようです。


よくバスケのアニメでありますルーズボールを追いかけ

観客席やベンチに突っ込むシーンがありますが

それもやってきたらしいです。。。


おかげで痣だらけ。


次の対戦相手は実力的に敵うチームではないので

3年生にとってはラストゲームになるとのこと。


翌日翌々日と練習に励み

体調も整え気合いも入れていましたが

娘が最後の試合に出れたのは10分間だけでした。


理由は

相手チームが高身長だから。


理由が理由なだけに

試合中に何度もチームメイトが

選手交代を懇願してくれたとのことですが

受け入れてもらえることはなかったようです。


顧問にはなんらかの考えがあったのだろうと

言い聞かせましたが、

理由は本当にそれだけだったようです。


親バカかもしれないけど

せめて

今後のチームのためだとか

勝つための作戦だとか

嘘でもその場凌ぎの適当でも

言ってやって欲しかった感はあります。


でも、そんなふうに必死になってくれる

仲間がいることはとても幸せなこと。

迎えに行った時には3日前とは正反対の

不貞腐れた顔をしていました。


人生そんな時もある。

そんな思いをしたくないなら

枠からはみだすくらいに

強くなるしかないんだよ。


人並みではダメなんだよ。

自分の負の条件を

覆すだけの力が必要。


でも、ボール扱いが得意でない

ド素人が中学生からの6年間本当によく頑張った。

サボり魔として有名だったパパとは大違い。


これからは

しっかりと目標を定めて

いますべきことに集中するように。


頑張った先には

新たな世界が

待っているから。


バスケを真剣に始めた時には

本当に申し訳なく思った。

なんでバスケなんだよって思った。


日々ちびっこなことを悩んでいる姿を見て

自分の脚を切り取って渡せるのなら

いくらでもあげたい気持ちだった。


まさか、最後の試合にそのちびっこが、

影響してしまったのかと思うと言葉がない。


ちびなパパもそれがネックでなりたいものになれなくて

悩み苦しみ挙句暴れて迷惑をかけた時期があった。


そう、暴れただけ。


あなたは前を向き必死で努力を続けたきた。

本当にえらいと思う。


この先まだまだいろんな世界を見て知って

感じて欲しいと思います。


さて、

次のステージはなにが待っているのか。

楽しみに見守っています。


いつか

この記事を見つけて

読んで

そして

親の愛情に気がつき

涙しやがれ


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