<結果・レポ1>NORTH ONTAKE ULTRA&FULL

運営さんよりウルトラマラソン100kmコースについて

距離が100kmを超過していたことが判明したとのお詫びが発表されました。

実際には何kmなのかは分かりませんが僕みたいに104kmちょいだったり

長い人では106km以上だったりとあるようなので平均して105km~くらい?

100km14時間で各関門をぎりぎりで計算されていた方には大きな違いであり

DNFとなった方もおられるかもしれないのでこの誤差は大きいと思います。


が、個人的にはその誤差も途中で計算に入れて走っており

楽しかったのでコスパが良くなったと思えばラッキーですね笑

こんなの第1回目しか味わえないですからね~

次回からは普通に100kmですよ?

運営さんが発表したのだから今回は正式に100km超のレースを走ったわけです。

これをラッキーと言わずしてなんと言う。(個人的意見だからねw)


さて、NORTH ONTAKE ULTRAを完走するために色々と考えてみました。

制限時間は14時間なので村岡ダブルフルウルトラと同じです。

昨年の村岡が累積標高約2800mの約98kmを約10時間38分として

6:30/kmほどで進んだことになるので累積が+200m増えたところで

全く問題はないようには思えるのですが、

公式の高低図を見てみると村岡+200mだとは思えない感じなんですよね。

しかも60kmを越えた後半からシビアな関門が連続して続くようにも思えます。

(↓公式の高低図に距離を書き込んだもので赤字は関門有り)

理想は区間毎に目標とする設定タイムを考えるのが良いのかもしれないのですが

僕の軟弱度を考えると確実に設定タイムから漏れてマイナスに向かうことが確実です笑

なので、最終的に8:00/kmまでに抑えることを目安に13時間20分を目標としてみました。

9:00/kmだとU14の84km関門で引っかかって終わりになる・・・のかな?

まぁ、とにかく完走だけが目標なのでペースがゆっくりなほど嬉しいわけです笑


補給と装備について。

水分に関しては携行ボトルと携帯カップが必須。

エイドは16箇所となり水及びドリンクは各エイドに常備されているとのことなので

ソフトフラスクはスタート時及び気温が上昇するまでは空で問題はないと。

補給食は豊富でたくさんの種類が用意されているようですが胃の不調を考えて

マグオンをメインにエイドではバナナぐらいで諦めることにします。

※ラーメン、五平餅、鉱泉粥、しらさぎ物語、シフォンケーキなどなど泣

塩分系も常時あるようですがこれも自身のタイミングで摂取したいので

いつものように小袋に塩を入れて持参します。


ボトルとカップ以外にもライトが必須。

それ以外に推奨されるものが防寒具や熊鈴など。

また、走るペースがゆっくりなので風景を撮影したいかもと考えると

ザックを背負ってしまうのが1番走りやすいとの結論になりました。

実際、多くのランナーさんがザックを背負って参加していましたね。


ということで、補給食及びその他をザックで背負い

エイドでの滞在時間を極力少なくして時間を稼ぐ作戦。

ドロップバッグも必要がないので利用せず。

ちょっと前置きが長くなってしまったけどこんな感じで挑んできました。

それでは!大会前日からのレポですw


13時に家を出発して17時半前には道の駅「南飛騨小坂はなもも」に到着。

4時間半はかなり遠く感じたというか実際めちゃくちゃ遠かった。

OSJのONTAKEに出た時の王滝村がちょい先にある感じなのかな?

18時前には夕飯を終え翌日の準備を済ませ就寝。

もちろん寝付けるはずもなくウダウダしながら1時に起床。

トイレでの軽量化は失敗に終わり会場へ移動してからのトイレでも失敗。

緊張からレース前の補給も喉が通らずに先が思いやられる感じで開会式へ。


ウルトラ部門はエントリー数の73人を半分に分けてのウェーブスタート。

まずスタート地点のきこちゃんスタジアム(標高約560m)から一気に

約1400m近く(約15km)までひたすら上り続けることとなるので

絶対に飛ばさないようにと何度も自身に言い聞かせる。←恒例行事w

そして4時号砲。

スタートと同時にゲストランナーともう2人が勢い良く消えていった。

3番手(ゲスト除く)で真っ暗な中を進み続け数kmで1人を抜いて単独2位に。

右手は川で左手は山、前にも後ろにも誰もおらず。

時々山の中から聞こえる微かな音に怯えながらも空には満天の星。

星空を見上げながらお願い事をする。

<どうか、どうか熊が現れませんように>


毎度のことながら絶対に飛ばすなと言い聞かせていたのに

やっぱり号砲と同時に忘れてしまい8:00/kmはどこにかにいっちゃったw

ってことで通常運転に戻して少しでも速いタイム、上の順位を目指すことに。

そんなことを考えながらも約12km地点のU2エイドに到着。

すぐ後方にはランナーが追い付いてきていてエイドで3人になる。

付いて行くには少しペースが速かったのでマイペースで進むことにした。

とにかく序盤は単独だったので夜が明けるまでは怖いのなんのって(熊が)。

やっと夜が明けて少し景色が見渡せる場所にて撮影。

気温はかなり低いのでアームカバーと手袋をしていたのだが

使いやすさを考えフィンガーレスの手袋だったのが失敗だったかな。

指先が悴んでしまいジェルの封が切れなくて難義したり

エイドでペットボトルの蓋が開けられずスタッフさんにお願いする必要があった。

約17kmのU3エイドでは少しエネルギーを入れておこうとバナナに手を出すも、

なんてこった、、、1本丸ごとではないかw

こんなの食べたらエネルギーの補給どころかゲゲゲの準備を始めてしまう。

かといって1/3だけ食べて残すわけにもいかず悩んだ末ブラックサンダーにした。

そこからは少し下りが続いて前方にランナーが見えるもマイペースで走り

上りで抜いたのかな?ほとんど単独で景色もあまり変わらない感じで

標高が1400mくらいから頭がぼぉ~っとしていたからあまり覚えていない。

で、約33kmのU6エイドからのコースが鬼畜仕様だったんだよ。

まず濁河温泉に向かって斜度きつめの上りを進んで御嶽登山道入口に到着。

すると看板に1回目・2回目の表示が見えてスタッフが悪魔の笑みを浮かべてやがるw

や、コース図を見てるから知ってたけどこんな急坂だとは思わなかったしw

折り返して、来た道を一気に下り途中で脇道に入り御嶽パノラマグラウンド方面へ。

約38kmのU7エイドが見えてくるとスタッフよりグラウンドを1周するように伝えられる。

思わず「嘘でしょ?」とガチで聞き返していました笑

そこから再度、御嶽登山道入口まで上って折り返してくるってわけ。

文字で書いてもなにがなんだか分からないよね?笑


ここで上位ランナーとスライドになるので自分の順位を把握するのと

後方で勢いのあるランナーも確認しておくことにした。

そこで確実に追い付いてくるであろうと思ったランナーが4人いました。


2回目の御嶽登山道入口に向かって上り始めたときに

1回目の方と一緒のタイミングになりまして少しお話しをする機会がありました。

奈良県のUさんという年上の方だったのですが、

さくら道やスパルタスロンの話しになった時にし~やんさんの顔が浮かびまして

〇〇さん(本名)ってご存知ですか?と尋ねてみると「知ってるよ!」とのこと。

まさか共通の知人がいるとは思っていなかったので嬉しかったですね。

ちょうど疲労で心が弱っていた時だったので気分転換もできて助かりました。


Uさんより、この先を進んで行くとステキな景色が続くことも教えていただきまして

楽しみに進んでいると雪を被った御嶽山と雲海が見えてきました!

※↑方向的に御嶽山じゃないのかな?どこのなにが見えてるんだろ。

これは撮影しておかないともったいないとスマホをいじっていると

先ほどのスライドで見かけたうちの1人が追い付いてきました。

笑顔がとても可愛らしい子で、この時点で女子1位を走っています。

すると「撮影しましょうか?」と脚を止めて声をかけてくれるんですよ。

その優しさと笑顔におっちゃんは心から感動してしまいましたね。

でね、お礼を伝えて前を見ると凄い勢いで上りを走って消えてったw

ってな感じでね、ここから最高地点(1882m)までの10kmくらいは

きつめの上りが続いていくので疲労困憊のおっちゃんは歩きが入ります笑

最高地点のちょっと手前くらいだったかな?

追い付かれると予想していた残りの3人が一緒に走ってきて抜いていきました。

そのすぐ先が約47km半の高橋尚子ボルダーロード石碑があるU8エイド。

そこで補給中の4人に追い付きエイドを出るタイミングがたまたま一緒に。

そして下りに入ったこともあり僕が走れる状態となり

たまたまスピードが同じ感じで併走する形になって声をかけていただき

気がつけば集団としてご一緒に走らせていただくことになったわけです。

これが上位集団(男子3位~5位・女子同着1位)ができあがった瞬間。


まぁ僕がいつの間にやら、しれっと混じっちゃった感じではあるんですけど笑

ここでご一緒していただくことがなければ単独で歩き続けることとなり

タイムも順位も全く別のものになっていたことに間違いないと思います。

ってなことでね、半分くらいの距離まできたので残りは次回に。

怪我故障はないのですが、まだまだ疲労が大きく残っており

フルマラソンに向けてのトレーニング再開には時間が必要のようです。

走れない現状では1日でも早くスピード練習に入りたい思いが強いのですが

これが疲労が抜けてくると1日でも先に延ばしたくなるんだろうな~w

それでは、みなさんHave a nice day!!


<概要・結果>NORTH ONTAKE ULTRA&FULL


<結果・レポ2>NORTH ONTAKE ULTRA&FULL



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