六甲全山縦走アテンド

初めて六甲に行ったのは2017年11月25~26日のこと。

福知山マラソンから中1日でひゃっほいトレイルに参加した。

トレイルなんてほぼ素人な上に初のナイトトレイル。

しかも六甲全山縦走だったわけで、無謀過ぎるというか、

怪我することなくよく無事に終えることができたものだと思う。

錚々たるメンバーで未だに憧れている化物の集まりだった。


さて今回、鴎さんが平日にお休みを取られるということで

六甲全山縦走アテンドのご依頼をいただきました。

いままでに京都一周トレイルや山科一周トレイルほか

数々のコースをクリアされていますので次なるチャレンジへの

お手伝いができることは本当に嬉しい限りですね。

2023年9月7日(木)

【メンバー】鴎ランナー/KATSU

【天候】晴れ・曇り・雨

【ルート】

須磨浦公園駅→鉢伏山→旗振山→鉄拐山→

高倉山→栂尾山→横尾山→馬の背→東山→

春日神社・荒熊神社→高取山→鵯越駅→

菊水山→鍋蓋山→再度越→摩耶山→天狗岩大神→

掬星台→旧天上寺仁王門→王子公園駅

【距離】30.8km(Suunto9)YAMAP29.8km

【時間】9:36'03"(全ての行動含む)

【累積上昇/下降高度】1966m / 1928m YAMAP2511m/2483m

スタート地点の須磨浦公園駅に向かうため電車を乗り継ぐわけですが

毎度のことながら切符すらまともに購入することができず

鴎さんにタッチパネルの操作をお願いして購入することができました。

そして普段乗ることのない種類の電車に乗ったこともあり

ブログに書こうとたくさん撮影して名前を覚えたりしていたのですが

一晩たったら既に忘れちゃっているっていう悲しい気持ち。


ってことで、スタート!

海が見えているだけでテンションあげあげ。


旗振山の山頂。

2017年の時にこの場所でひゃっほい太郎くんから

「この海の景色を覚えておいてください」と言われました。

この先を進むにつれて見える海の表情が変化していきます。

当時とても感動していたこともあり同じことを鴎さんにお伝えしました。

この言葉を伝えた自分に心酔しながら進むわけでありますが

まさかのまさかこの言葉が鴎さんだけではなく自身も含め

苦しめていくことになろうとはw


鉢伏山、旗振山、鉄拐山、高倉山を進みロードへ出ます。

そして高倉台登山口からのとんでもない長い階段を上り続け

栂尾山、横尾山、馬の背、東山を経由して再度ロードへ。



高取山では眺めも良く神社もありますので休憩がてらお参りをしました。

ここでは何名もの参拝者とすれ違いましたので

そろそろハイカーさんやトレランの方も増えてくるものと思っておりましたが

この後も何名かの方と出会っただけで静かな1日でした。

京都に住む僕らからすれば六甲のイメージは常に人が多く

平日でもたくさんの登山客やトレランの方がおられると思っていました。



鵯越駅までのロードは結構な上りが続き晴天の中では

かなり体力を削られることとなりました。

鵯越駅から石井ダム登山口に向けて進んでいる時に

ジオグラフィカの調子があまりよくなく弄っていると

ルートや給水・トイレポイントなど全データが消去される事態に。

スントなどにもデータは送ってあるので焦ることはなかったのですが

最近はちょくちょくジオグラフィカがおかしいので対策が必要ですね。

次に菊水山、鍋蓋山を目指していきますが鴎さんに疲労の色が見えます。

ここのところお忙しいこともあり暑さに体が対応しきれていないご様子。

当初の予定では10時間~10時間半を目安にと考えておりましたが

既に約4時間半を経過していましたので先のプランを考えておきます。

ただ、鴎さんに進む意思がある限りは夜になっても雨が降っても

進み続けようと心には決めておりました。

山頂へは先に到着しますので景色の撮影をしているのですが

いつまで経っても明石海峡大橋が見えているんですね。

スタート直後に伝えた「この景色を覚えておいてください」にも

もちろんのこと明石海峡大橋が見えておりましたので

正面の海の景色は変わろうとも奴が見えている限りは

先に進んでいないような錯覚に陥り気分が萎えてしまいます笑

京都一周トレイルで言えばいつまで経ってもクリーンセンターが

遠くに見えているのと同じでしょうか笑

そして小雨が降りだした摩耶山で8時間弱。

まだ半分程の距離となりますが時間的には

既に六甲山を越え下っていなければいけません。

疲労具合などを考えると残念ながらここで無念のDNFとなりました。

それでも補給以外は大きく止まることもなく進み続けておられたので

とても良い山行になったのではと思います。


ここで鴎さんよりご提案があり宝塚まで迎えに行くので

単独で最後まで進んでくださいとのことでしたが

え、やだ。

即答で却下w

充分に楽しめましたし一緒に進まなければ意味がありませんので。

きっとここまでの道中で色々と考えてくださっていたのだと思います。


この掬星台の自販機って夏でもホットがあるのですね。

暖かいキャラメルカフェでおいしくカフェインを注入です。

長い距離を進んだり長時間動き続けている時って

暖かい飲み物を欲する時間帯がありますのでこれは助かります。

そういえば、この先のおでんの自販機もまだあるのでしょうか?

初見の時は驚くとともにあのおでんに助けられました。


少し休憩をしてから星の駅横より

摩耶ロープウェーと摩耶ケーブル沿いのルートで下山。

途中にたくさんの史跡があったりと楽しめるルートでした。


さて、トレイルとロードで約30kmの行程となったわけでありますが

先日の村岡対策50km走の疲労が芯に残っていることも確認ができ

現状のコンディションを把握することができました。

今回も同様のソックスを穿いておりましたが馴染んだようで問題なし。

あとは日々のジョグにてシューズを馴染ませておこうと思います。

ということで、あと1回は50km走をと思っておりましたが

そんなことをすれば確実に疲労困憊で調整をミスりますね笑

ここから先は日々のジョグに重きを置いていきましょう。


コメント