弥山・八経ヶ岳

近畿の最高峰は奈良県にある八経ヶ岳(八剣山・仏経ヶ岳)1915mとなり

隣接する山の1つに弥山1895mがあります。

その山頂には天河大弁辨天社奥宮となる弥山神社が鎮座されています。

以前訪れた時には知らなかったのですが弥山小屋で御朱印がいただけるとのこと。

そのことを知って以来、再度訪れたいという思いが強くなるものの

そこは近畿最高峰の場所となることもあり小屋の営業は4月下旬~11月中旬で

低山専門のほぼ素人である僕では自動的に雪が残る時季は不可能となり

期間が限られてしまうために弥山に恋焦がれる日々を過ごしていました。

そしてついに恋が成就する日が訪れたわけでありんす笑


シュピさんから八経ヶ岳へと連絡をいただいた時にはこの上なく喜びましたよ!

ただ、御朱印は弥山小屋の管理人さんがおられる場合のみにいただけるので

作業で留守にされていたりご不在のときには再訪することとなります。

まぁ、もしお留守でも、残念ではありますが大きくは問題ないんですけどね。

だって弥山に登りに行く理由ができるわけですから笑


2024年7月28日(日)

【メンバー】シュピーレン陸上部/KATSU

【天候】曇り(下界は晴天酷暑)

【ルート】

天川村役場P-川合登山口-天女の舞1470-天女の頂1518-

狼平避難小屋-大黒岩-弥山1895-弥山小屋-八経ヶ岳1915-

明星ヶ岳1894-細尾山1730-日裏山1725-川合登山口-天ノ川

【距離】24.66km(COROS)

【時間】6時間15分38秒(全ての行動含む)

【累積上昇/下降高度】1816m/1815m(COROS)


さて、奈良県は天川村まで行こうと思うと10時間以上かかってしまいます。

さすがにそこから近畿最高峰1915mまで登って行くことは不可能というもの。

なのでね、ここは走らずに車で向かうことにしましょうw

京都から車で向かえば2時間くらいで到着できます。

簡単に到着できるような書き方していますが往復の運転はシュピさんです笑

いくつになってもあまえんぼう♪なもんで、いつもありがとうございます(^人^)


天川村へ向かう道中には黒滝村なども通過するわけですが

数年前に黒滝村一周(クロイチ)でミフィさんと一緒に訪れていますので

黒滝村の標識を見るたびにミフィさんを思いだし話題となるわけなんですよ。

や、天国にいるかのような表現になっていますが元気にしていると思いますよw

ってなことでね、5時半頃に現地に到着です。


弥山・八経ヶ岳へはルートがいくつかあり短い距離のルートであれば

10kmくらいで往復できる登山口がありますのでそちらをおすすめします。

今回のルートは倍以上の距離と倍近い累積標高になるのでご注意。

「こん中に、近畿最高峰登るのに、短い距離選んでひよってる奴いる?」

「いねえよな!?」

「川合から八経ヶ岳登んぞ!!」

なんて根性論だけで登っていかないようにw


この日の下界は晴天酷暑の地獄だったのではないでしょうか。

標高が高いこの場所では靄がかかって風が吹けば冷たく感じるほどに気温が低く

最高に心地が良かったと言いたいところではあるのですが

トレーニングを兼ねて登っているのと後方からシュピさんの圧がありますので

脚を止めることもなく先行するハイカーさんを次々と抜いて行き

気がつけばわずか数キロで全身ずぶ濡れのヘロヘロ状態になっていましたw

まだ序盤、斜度のある登りが続く箇所も多く

「よっこらしょ」と脚を大きく持ち上げなければいけません。

そんなある場面でなにやら音が聞こえてきたんですよ。

文字では表現がしづらいのですが命の灯が消えかかっているセミが

木から落ちてひっくり返ってるときに鳴くような感じの音です。

「ジジ・ジジジ・・ジジ・・・」みたいな。

もちろんセミが鳴いているのだろうと木の根元に目を向けた瞬間。

目に映ったものを脳が理解するより速く奇声を発して飛びのき

「うぁぎゃ~!!!シュピさん!

あぶぁっにゃ~~~!!!△@◎×●!」

と叫んでいました。

なんとまぁ、マムシが尻尾を振りながら音を出して威嚇していたんですね。

僕が脚を下ろした真横ですよ真横。

一瞬、ガラガラヘビがいるのかと思いましたよ。

距離をとったのでマムシも威嚇をやめて草むらへ逃げてくれましたが

ひっさびさのピンチにマジヤバかったさぁw

まぁ無事だったから言えるのですが貴重なものを見ることができました。

尻尾振って音をだしているマムシに威嚇されるなんてなかなかできない体験ですよ!

このあともマムシに出会い続け計4匹のマムシと1匹のシマヘビに遭遇しました。

あまりも出会うもんで、直接会っていないシュピさんですら

落ちてる木の枝がヘビに見えてしまい「うわっ!」とか後ろで叫んでいましたよw


ってな感じでね、このまま詳細に綴っていくと

いつまでも終わらず長くなってしまうので少し飛ばしましょうね笑


天女の舞


天女の頂

この天女の頂へはメインの登山道からは少しそれて進む必要があり

急な登りで体力を削られることとなりますが累積は増やせますw

YAMAPで同じ日に八経ヶ岳へ登った方の記録を拝見していますと

この天女付近で熊が目撃されたと書かれておられました。

たぶん僕たちが通過した後のことかと思われますが熊はヤバイです。


分岐に出るとルートを左にとり(時計回り)狼平へと進んでいきます。

途中には蜘蛛の巣が無数に見られ、それが立体的で素晴らしい作品なんです。


狼平避難小屋手前の橋

弥山川

もちろん水浴びのため一目散で川へ向かいますw

透明で水温も低く最高に気持ちが良かったです。

おたまじゃくしがたくさんいました。

狼平避難小屋


狼平避難小屋の前にはビール缶やゴミが大量に残されていました。

あり得ないですよね。気分も悪くなるし怒りが込み上げてきます。

「2度と山に登んな!」(#゚Д゚)ゴルァ!!


ムカつきますが、

この幻想的で素晴らしい空間が台無しになるので忘れましょう。

大黒岩を過ぎて進んで行くと木製の階段が続きます。

少し急な階段としばしの急坂が続きますがここを頑張ってクリアすると

弥山の山頂、弥山神社の横手へとたどりつくことができます。


一の鳥居を目にして、やっとのことで来ることができたと感動しました。

お賽銭もちゃんと用意してきたのでさっそくお参り。





お参りが終わって振り返ると、真っ白だった景色の隙間から青空が!

歓迎されているかのように思えて、登りの苦しさも忘れ清々しい気分になりました。


ちょっと緊張しつつ弥山小屋でお聞きしてみると書いていただけるとのこと!

最高に嬉しくて、思わず400円のコーラも購入しちゃいました笑

外で腰掛け、いただいた御朱印をシュピさんにも見てもらい

本当に嬉しくてかなり興奮していたと思います。

帰宅してからも家族に見せて何度も御朱印帳を開いていたくらいです笑


興奮冷めやらぬところではありますが八経ヶ岳へと向いましょう。

弥山から八経ヶ岳まではすぐの距離です。

ただ、ガッと下ってガッ登る必要がありますが興奮しているので一瞬w

山頂には何名かの登山客が見られましたが時間的にそこまで多くはありません。

これがもう少し遅い時間帯になるとかなり混雑していたようです。



一瞬、わずかながら雲の隙間から山々が見渡せました。

もちのろんで近畿最高峰も大満足で興奮していましたが

いまから延々と続く下りを想像すると一気に冷めちゃいましたねw

その前に、隣接する明星ヶ岳へと向かいます。

明星ヶ岳の山頂


雲で隠れていますが薄っすらと見えているのが先ほどまで居た八経ヶ岳です。

さて、後は無事に下り続ける(時々登りはあります)のみ。

長い時間をかけ、ヘロヘロになりながら下山して天ノ川目指して一直線!

もう橋の上から飛び込んでしまおうかなんて思うくらいです。

こちらの川も極冷えで最高に気持ちが良かったです!

毎週どこかの川でドボンしていますね笑


それにしても、シュピさんと一緒に写る自分を見るとほっぺがぷっくらですよね。

1度でいいから細マッチョとかになってみたい(´⌒`。)グスン

やるかやらないかは自分しだいです。

あなたはやりますか?

僕は・・・や、やりま・・・せ・・・んwww


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